考えたこと2

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ぎたお
今日テレビを見ていたら、グレート義太夫というタレントが出てきた。
ドラムをたたいていたのだが、この義太夫という言葉、「ぎだゆう」と読める若い人は少ないのではないか。

ウチの次男は「ぎだゆう」というのか、と驚いていた。

「え、他にどう読むんや」
「ぎたお」
「…」

ぎたお、とは思わなかったが、なるほど、ミュージシャンならギターを想像して「ぎたお」というのもありえるか…、と納得した。
まあ、義太夫を「ぎだゆう」と読むのがおかしいといえば、おかしい。

三省堂の大辞林によると、義太夫とは
(1)竹本義太夫
(2)義太夫節の略
(3)浄瑠璃の異名
となっている。

ぼくは落研にいたので、義太夫と浄瑠璃は同じようなもの、と覚えていた。
もちろん、義太夫とかいて、「ぎだゆう」と読む。
ぼくらの世代では、「ぎだゆう」と読む人の方が多いと思う。

しかし、こういう古典芸能も廃れていくんだろうなあ。
歌舞伎、浄瑠璃、能、狂言…、小学校や中学校の芸術鑑賞以外ではもう見ない。
テレビ中継していても、見ない。
歌舞伎役者や狂言師はテレビに出ている。
もちろん、歌舞伎は興行をやるが、いつまで続くのか…。

刹那的で爆発的な笑いだけが残るとしたら、これはちょっと寂しい。

でも、古典芸能を残す手立てがない。

そのうち、日本の文化といえば、カラオケとアニメになってしまうかもしれない。


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