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2011.02.06 Sunday
ぎたお
今日テレビを見ていたら、グレート義太夫というタレントが出てきた。
ドラムをたたいていたのだが、この義太夫という言葉、「ぎだゆう」と読める若い人は少ないのではないか。 ウチの次男は「ぎだゆう」というのか、と驚いていた。 「え、他にどう読むんや」 「ぎたお」 「…」 ぎたお、とは思わなかったが、なるほど、ミュージシャンならギターを想像して「ぎたお」というのもありえるか…、と納得した。 まあ、義太夫を「ぎだゆう」と読むのがおかしいといえば、おかしい。 三省堂の大辞林によると、義太夫とは (1)竹本義太夫 (2)義太夫節の略 (3)浄瑠璃の異名 となっている。 ぼくは落研にいたので、義太夫と浄瑠璃は同じようなもの、と覚えていた。 もちろん、義太夫とかいて、「ぎだゆう」と読む。 ぼくらの世代では、「ぎだゆう」と読む人の方が多いと思う。 しかし、こういう古典芸能も廃れていくんだろうなあ。 歌舞伎、浄瑠璃、能、狂言…、小学校や中学校の芸術鑑賞以外ではもう見ない。 テレビ中継していても、見ない。 歌舞伎役者や狂言師はテレビに出ている。 もちろん、歌舞伎は興行をやるが、いつまで続くのか…。 刹那的で爆発的な笑いだけが残るとしたら、これはちょっと寂しい。 でも、古典芸能を残す手立てがない。 そのうち、日本の文化といえば、カラオケとアニメになってしまうかもしれない。 |
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