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2010.12.12 Sunday
アラン・ドロンのように
前にも書いたが、アラン・ドロンは渋い俳優になった。
フランスのマルセイユを舞台にした、刑事物語というドラマ。 なぜかこのドラマは空気が乾いている。 ヨーロッパの空気が乾いているということか…。 アラン・ドロンは若い頃は、ジェームス・ディーンのようなとんがった感じだったが、 年をとるほどに渋くなった。 スタイルがくずれ、しわも増える。 足腰も弱くなるし、目も悪くなる。 それでも、そこまで人生を生きてきた重みができる。 経験や知恵や知識、そういうものが顔に出る。 角がとれて、丸くなる。 それでも、自分が譲れないものには頑固だ。 アラン・ドロンはそんなふうに見える。 同じことばかり書いているような気がするが…。 そんなふうに年をとりたい。 |
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