考えたこと2

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クニマス
山梨県の西湖でクニマスが見つかった。

もともと田沢湖に住んでいたのだが、環境が人為的に悪化して、国のレッドリストに載った。
絶滅した、ということだ。

ところが、西湖で生きていたのだ。
以前、田沢湖からもらって、クニマスの卵を10万個を放したらしい。
たった、10万個で生きているのは珍しい、と専門家が言っていた。

クニマスのような淡水魚はさほど種類は多くないだろう。

それが絶滅したと思っていたら、残っていたというのはめでたいことだ。

しかし、いったい地球上に生物の種はいくつくらいいるのだろう。
何千万だろうか、何億だろうか…。

生物多様性という言葉が一般的になった。

この言葉では、多様な生物が生きている状態が、よい状態という事になる。

結果的には、それが人にとっても生きやすいということだ。

クニマス一種類でどうなるわけでもないと思うが、生きていたということはよいことだろう。

人間は、生きるために、他の生き物を殺さざるを得ない。
ひとつの種が生きるために、他の種を食べるのは仕方がない。
しかし、人間が生きるために殺す生き物が多くなりすぎた。
意図的なものと、意図しないものがあるが、人間という種が60億人もいる状況は、自然ではない。

ヒューマニズムという言葉がある。
人間中心主義と言ってもいいかもしれない。
これは人間は自分勝手、といふうにも読める。

砂漠に住んでいる人が水を運ばないといけないから、海水を蒸留してまき、砂漠を作物が作れる土地に変える。、
砂漠を住み家にしている生き物にとっては、迷惑なことだろう。

そういう怪しさも含めて、生物多様性という言葉を考えると、難しい。

しょせん、遺伝子は利己的だということだ。

でも、やりすぎはよくないから、時々見直そうというのが人間のエラいところかもしれない。


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