考えたこと2

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Fitハイブリッド
Fitのハイブリッドが出た。

数日前、ホンダのディーラーに12ヶ月点検で行ったら、待ち時間に試乗させてくれた。

燃費がインサイトと一緒というのはなんでかと聞いたら、空力の差だという。
そんなに違うかなあ、とは思ったが、そうなのだろう。

インサイトと同じ、1.3リッターのエンジンで、真横にモーターがついている。
常にエンジンは動く。
IMA方式のハイブリッド。

乗ってみたら、やっぱりブレーキに違和感がある。
減速すると、すぐにエンジンブレーキがかかり、今までのオートマチックに慣れていると、どうもおかしい。
早めにエンジンブレーキをかけ、電気を回収するのだろう。
元々ハイブリッド用に設計したインサイトとは異なり、Fitに入れるときにバッテリーを小さくしたのかもしれない。
そのために、減速時に充電しなければいけないのか。

加速はなかなかのものだ。
モーターの力強さがある。

しかし、元々1.3リッターのエンジンで走っている車だから、それをハイブリッドにしても、もったいない。
できれば1リッターくらいのエンジンにしておいて、モーターをつける、ということができなかったのか。
予想以上にプリウスに大差をつけられて、困った末に出したのかもしれない。

本当はハイブリッド専用のエンジンをつけたかったのかもしれない。
それが間に合わなかったのか。

できれば、もう少し燃費を上げて、出してほしかった。
リッター35kmはほしい。

今回のハイブリッドは見送り。
次回に期待する。




| | 考えたこと | 22:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
形がないものに弱い
ウォークマンがIpodに負けて数年。

形のあるものでは、日本が強かった。
だから、ウォークマンはMDまで、ソニーが強かった。

しかし、そこから先はアップル。
ipodにぼろ負けした。

日本市場ではウォークマンがシェアを取り返したようだが、iphoneなども入れると、やっぱりアップルだろう。

ウォークマンの強みは、壊れないこと、音質、コンパクトさなど。
形のあるものには強い。
ネット上での仕組みを作ることで負けた。

なぜだろう。
ネットの時代になって、日本はぼろ負け状態だ。
今まで欧米にキャッチアップしてきたのに、ネットになって突然できなくなった。

品質では圧倒的にアップルは負けていると思う。
ウチには2台あるが、1台は潰れてウォークマンに代わってしまった。

しかし、itunesを含めた仕組みはソニーが追随できるものではなかった。
その時点でソフトの技術者が足りていなかったということはあるだろう。

その後ipodはipodタッチになって、アプリストアなどというものができ、どんどん拡大していった。
今やiphone、ipadという最強のトリオで世界を席巻している。
もはや日本企業は敵ではない。
敵はグーグルだろう。

何でソニーが負けたのか。

インターネットを甘く見たのかもしれない。
コンテンツ産業を傘下に入れたのが、裏目に出たともいえるだろう。

ソニーが負け始めると同時に、不況になった。

ソニーの前身の東京通信工業を興すときに、井深大氏が書いた趣意書がある。

「真面目なる技術者の技能を、最高度に発揮せしむべき自由豁達にして愉快なる理想工場の建設」

この「愉快なる」というところが失われたのではないか。

愉快でなければ、新しいものは生まれてこない。

形のないものを作るときにはよけいにそうだと思う。
面白い、という言葉、それが復活のキーワードではないか。

ぼくらは小学校の頃、ソニーに力づけられた。
だから、ソニーには恩があると思っている。

がんばれ、ソニー。




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