考えたこと2

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体育の日
10月10日というと、体育の日。
1964年にオリンピックが開幕したのがこの日。

バレーボールは東洋の魔女といわれ、体操や重量挙げも強かった。
何せ金メダルを16個も取ったのだ。
今では考えられない。
ほかの国が強くなったからだろう。

しかし、このオリンピックで印象に残っているのは、実は棒高跳び。
日本人は関係なかったが、金メダルを争って、9時間も戦った。

どういうわけかわからないが、その時ぼくは偶然テレビを見ていた。
外人2人。今調べてみると、アメリカのハンセンとドイツのラインハルトという選手。
東京オリンピックから、ポールがグラスファイバーになって、予想以上に高い記録が出たため、これほど長くなったらしい。

とにかく、テレビを見たときには二人しか残っていなかった。

息詰まる戦い。
バーの高さが少しずつ上がっていく。
片方が飛ぶと、もう片方もクリアーする。

あれが、小学校2年にして、生まれて初めての手に汗握るという体験。
一人2回飛べるというのがすばらしい規則。
自分が1回落として、相手が飛ぶと、サドンデスの状態になる。
追い詰められて、自分の精神力との勝負。

子供心に、国の威信をかけて飛んでいる、というのがわかった。
今と違って、アナウンサーもさほど話さない。
淡々と試合は進む。

最後はハンセンが勝って、アメリカが金メダルだったらしい。

お互いにお互いをたたえる、という気持ちを感じた。

よく、どちらにも勝たせたいというセリフがあるが、そういう感覚を初めて知ったのはあの時だろう。

日本が絡んでいないので、あまりマスコミに取り上げられることはないが、隠れた名勝負だった、



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