考えたこと2

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レア・アース
中国の禁輸措置でレア・アースが不足するのではないか、と言われている。
埋蔵量は全体の30%程度だが、値段が安く、世界的にシェアが高いらしい。

レア・アースとは、希土類元素のことで、周期表の3番にあたる。
Sc(スカンジウム)やY(イットリウム)が自然界に存在するものらしく、その酸化物がレア・アースと言われるもの。

レアとはいうものの、実際には地殻にかなり存在する。
エレクトロニクス製品の性能向上に役立つもの、ということだ。

ハイブリッド車の製造には不可欠らしい。
強力な磁石を作るのに必要で、モーター部分に使われるようだ。

しかし、今回の中国の騒ぎで、レア・アースの調達先を変えるとか、代替え材料の研究とか、そういうものが脚光を浴びている。

皮肉なもので、禁輸すると、そういうインセンティブが働く。

あわてて中国側は輸出を再開したようだが…。

しかし、こういう事になると、中国はこわい。
何でもあり、という感じ。
安いからといって、何でもかんでも中国に依存していると、エラい目にあう。

今までは日本から輸出するものがあった。
もちろん、それは今でもあるのだが、中国で作れるものも増えた。
ユニクロは、中国からある日突然撤退を言い渡されたらどうするのだろう。

普通はそんなリスクはカウントしない。
それが市場経済、グローバル化のルールだ。
もちろん、戦争状態になれば別。カントリーリスクというやつがあるが…。

でも、中国については、まだまだそういうカウントが必要な気がする。
そういうプレイヤーだからこそ、通常以上に貿易を通じて弱みを握る必要があるし、もしも…、というケースを想定しておくことが必要なのだと思う。

個人レベルではそれほど思わないが、人は寄り集まると変わるからなあ。
それが民族特性というやつだろう。


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