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2010.10.25 Monday
豚まん
今は「肉まん」というらしいが、ぼくらの若い頃は「豚まん」と言った。
もちろん、コンビニなどはなかったから、豚まん屋に行って買った。 中華料理屋が豚まんを売っていたのだ。 店によって、具の入り方や皮の厚さなどが違い、特徴があった。 皮が厚くて、具が少ししか入っていないものはダメ。 今のコンビニで売っているものは、ちょっと具が少ない。 今でもあるかどうかわからないが、甲南市場に豚まんを売っている店があった。 甲南市場というのは、2号線の本山駅の南の方にある商店街。 当時はめずらしくアーケードだった(と思う)。 一番奥(南側)にコープがあった。 あの頃は、「組合さん」と呼んでいた。 その市場の真ん中へんのところの店だったと思う。 最後に食べたのは、昭和60年代だった。 シナチクが入っていて、だいぶニンニクがきいていた。 皮が薄くて、具がたくさん入っていて、ちょっと具の油が皮の表面に出ている。 そんな豚まんだった。 からしを塗って、しょうゆをつけて食べる。 おいしかった。 一ついくらだったのだろう。 今でもあの店はあるのだろうか。 地震のあと、どうなったかわからない。 昭和は遠くなりにけり。 |
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