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2010.10.09 Saturday
クロスカップリング
ノーベル化学賞を日本人の2人の科学者が取った。
クロスカップリングという技術。 液晶や血圧降下剤を作るのに役立っているという。 北大の鈴木さんのインタビューが写されていたが、ブラウン先生という恩師のことを話していた。 2004年に亡くなったらしいが、その先生に報告できないことが残念と言っていた。 資源のない国、日本では若い人たちに理科系でがんばってほしい、というメッセージがあった。 若い人の数が減っていて、これから大変だが、サイエンスやテクノロジーの分野で興味を持ってほしい、とも言っていた。 有機化合物の合成の技術。 それまでは見つかっていなかった、触媒を見つけたということだ。 パラジウムPdというもの。 すごい価値がある発見。 化学だから、実生活に役に立つものである。 幸運が招いた発見だと言っていたが、そういうビジョンがあってこそだと思う。 ご本人は、たくさんの学生や共同研究者のおかげ、と言っていた。 こういうコメントは日本人らしくて、好ましい。 小学校のとき、先生が触媒というものについて、話していた。 自分は変化しないが、まわりを変化させる働きがあるということだ。 へー、すごいなあ、という声がでた。 あの時、言っていたのが、今回のノーベル賞かもしれないなあ。 |
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