考えたこと2

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大蔵省
今はもうないが、大蔵省という言葉は昔よく使われていた。

大蔵省は、省庁の名称変更で、財務省という名前になった。

しかし、政府関係の名前で一番良く使われたのが大蔵省。
なぜかというと、「ウチの大蔵省」というような使われ方をしたからだ。

ウチの大蔵省、というのはウチの奥さんという意味。
財布を握っている、というところから、大蔵省というようになった。

若い人は、「ウチの財務省」とは言わない。

なぜか?

それは、大蔵省の時代は、お金がたくさんあったからだろう。

今のように借金漬けの国家予算ではない。
日本はお金持ちだった。
開発途上国では大盤振る舞い。
右肩上がりの時代。

だから、大蔵省のことを、財布を持っている人の代名詞になった。
どちらかというと、夫が稼いだお金を、ぶんどっている、というイメージがあったのかもしれない。
だから、男が使う言葉だった。

財務省になった時はもうダメだった。

だから、ウチの財務省とは言わないのだろう。

よくできた話だ。



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