考えたこと2

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Placebo question
プラシーボ効果というのは、偽薬の効果のこと。

新薬の開発時に、被験者を2つのグループに分けて、半分には新薬を、半分にはただのビタミン剤を与える。
両グループにどの程度差があるかで、薬の効果をみる。
新薬だ、という心理的効果を消すためだ。
効く薬というだけで、うそでも治る人もいるので、それを差し引くためだ。

世の中には、別にウソをつくつもりでも、不真面目ではなく、薬を効くと信じて治る人が一定数いる。

そのplaceboという単語を使って、placebo questionという言葉を聞いた。
ドラマの中で、刑事が言っており、「サクラの質問」という訳だったと思う。

いくつか質問するうちで、どうでもいいというか、にぎやかしで出した質問という意味だ。

この使い方は英辞郎には出ていない。
ほとんどの用法は、薬の治験に関するもの。
placebo questionというような類のものはなかった。

placeboというのは、どうでもいいというようなニュアンス。
当て馬のという感じもあるだろう。

おざなりに何か聞いて、答えをもらう場合、placebo questionと言えばよいように思う。

新しい用法だ。


| | 英語 | 19:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
西武警察
いつ頃放送していたのだろうかと思って調べたら、昭和54年が最初。
西暦にすると1979年。
ぼくが会社に入った年。

再放送しているのを見たが、これはすごい。
荒唐無稽という感じだ。

みんなお揃いのレイバンの緑のサングラス。
真っ赤なネクタイ。
黒のカッターシャツ。
渡哲也は完全にヤクザと言ってもよい姿。
どちらかというと、捕まえる側というよりは、捕まえられる側だ。

どういうわけか、ショットガンをいつも持っている。
カッターの襟をスーツから出して着ている。
この頃は、それがオシャレだったのだろう。

ストーリーもかなりなものだ。
渡哲也は腕を撃たれて、すぐに包帯を巻いて戦っている。
その後、みんなで歩いて帰るところも映っている。

そんなアホな、という場面がたくさんあるが、それでも当時はかっこよかった。
時々しか見ていなかったが…。

時代というのは、おそろしいものだ。
当時かっこよかったものが、荒唐無稽になる。

時代を超えて愛されるものは、その時代に、奇をてらってとんがって作ったものではないだろう。
そういうものは、すぐに陳腐化する。
その時代に普通のものこそ、いつまでも生きのびる。

一時に比べ、だいぶドラマは減ったが、今生き残れるドラマがどれくらいあるだろうか。



| | 考えたこと | 11:35 | comments(0) | trackbacks(0) |