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2008.01.09 Wednesday
びっくり天ぷらそば
前にも出てきたH君とアメリカに出張した時のこと。
ぼくらはあまり洋食が得意ではないので、日本食や中華料理のレストランを常用していた。 もちろん、言葉の問題もあるのだが…。 ホテルの近くのモールにいくつかレストランが並んでいた。 入ったところがカウンターになっている、寿司バーみたいな店や中華料理の店…どこか中国の地名みたいな名前だったか…によく行った。 でも、値段が高かったし、他の店にも行ってみようという話になった。 その店は、たしかサクラという名前だったと思うが、日本人がやっているのではなく、中国の人がやっている店だった。 アルコール販売の免許がおりていない店だったか…。 何となく「しけた」雰囲気だったので、敬遠していたのだが、一度はここで食べてみよう…と足を運んだ。 メニューを見ると、なんと「天ぷらそば」がある。 ローマ字で書いてあったが、見たとたん大喜びした。 「天ぷらそば、プリーズ」と喜び勇んで注文し、ここでこんなものにありつけるとは…と待っていたら、天ぷらとそばが別々に出てきたのだ。 大きな鉢に、どう考えても2タマは入っている、のびたかけそば。 ネギも入っていない、本当にダシとそばだけ。 その横に皿に載ったエビの天ぷらが2つ。 しなっとした、生きの悪いエビ天だった。 ぼくは麺類が好きだが、これほどまずかった天ぷらそばはない。 それでも、食べたのだが…。 あれは、どうやって食べても、まずかったと今でも思う。 ショーウィンドウに見本もなければ、写真もない。 あの時ほど、日本のレストランのシステムが素晴らしいと思ったことはない。 |
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