考えたこと2

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慣性の法則
動き出したものは、動き続けようとするというのが慣性の法則。

動いている電車の中で飛び跳ねても、同じ場所に着地する…というヤツだ。

これは、日常生活ではあまり自覚することがない。
あまりにも当たり前だからだろう。

ぼくは車で通勤しているが、昨日の帰り道に慣性の法則を目で見てわかった。

最近ガソリン代が上がったので、帰り道はゆっくり走る。昨日の帰りに追い越し車線をかなり飛ばしているトラックから、1メートルくらいの長さの鉄パイプが落ちた。(直径は5センチくらい)

トラックとぼくとの速度差は30キロくらいあっただろうか。

落ちた鉄パイプは、路面との間で火花を出して、ガランという音をたてた。
思わず、ブレーキを踏んでよけようとしたが、鉄パイプは両端で交互に火花を出しながら、左右のどちらにいくのかわかららない状態で、ぼくの前を「走った」のだ。

幸い、後ろにも横にも車はいなかったので、速度を落としながら、鉄パイプがどちらかに行くのを待つことができた。

結局は、鉄パイプはカラン、カランという音をたてて、火花を出しながら路肩の方に去っていった。

しかし、こちらが70キロくらいで走っている前を、それよりも少し速いスピードで、鉄パイプが前に進んでいくのは、何とも不思議な光景だった。

あとで、路面で鉄パイプが跳ねて、こちらに向かってきていたら…と思ったが、かなりのスピードで走っていたトラックから落ちたので、そんなことはあり得ないのだとわかった。
ぼくの車よりも、鉄パイプの方が速いからだ。
これが慣性の法則…なるほど、と納得した。

かなり速度差があったから、よかったのだ。
路面に当たって、火花を出して、速度が落ちてもまだぼくよりは速かった。

それにしても、アブナイ。
荷物は落とさないように走ってもらいたい。

一歩間違えば、大事故になる…。
大きなトラックが鉄パイプを巻き上げたりしたら、それこそ後ろの車が大変だ。
これは、慣性の法則が働かない。

吹田のパーキングで、落下物がありました、と伝えて帰ったが、ホントに危ない。

それにしても、奇妙な光景だった。

何となく、自分の無事をニュートンに感謝したい気持ちになった。


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