考えたこと2

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新しい略語
前に、スゲー、ムリ、ビミョーについて書いたが、最近の言葉でヘンな略語がある。
むずい、きもいというようなもの。

「むずかしい」が「むずい」になり、「きもちわるい」が「きもい」になる。
「きしょくわるい」が「きしょい」になることもある。

だからといって、「おろかしい」が「おろい」になるわけではなく、「かんじわるい」が「かんい」になるわけではない。

よく使う言葉だけが簡略化されていくのだろう。

今のところは、10代の人たちが使っているような気がする。

まだまだ市民権を得ているワケではない。

それでも、あと50年くらい経てば、今の10代の人たちが60代になって、その時には「むずい」「きもい」は普通の言葉になっている可能性がある。

なぜかというと、それらの言葉は、人によっては「むずかしい」「きもちわるい」という言葉を略して使っているという意識がないように思えるからだ。

「むずかしい」と言おうと思って、「むずい」と言っているなら、その人たちが正式な書き言葉を書こうとした時には、「むずかしい」と書くだろうと思うのだが、むずかしいことを「むずい」と言うのだと思っている人たちにとっては、「むずい」というのは略語ではなく、ちゃんとした形容詞になっていて、それはちゃんとした?言葉になっている。
だから、いつかは「むずい」や「きもい」は広辞苑に載る言葉になりそうな気がする。

そんなふうにして、言葉は変わっていくのだろう。

「昔は、むずかしいと言っていたのだが、略されてむずいになった」と説明されるのだろうか。

ひょっとしたら、ぼくが生きている間に、両方とも載るかもしれないなあ。

すでにgoo辞書には両方とも「新語」として載っていた。

ひょっとしたら、広辞苑の新版にもう載っていたりして…。



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