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2025.10.07 Tuesday
死が近づく
一昨日、一緒に働いていた人が亡くなった。
一度ガンで手術されたが、復帰され元気にしていたが、また再発されたようだった。 ぼくと年齢はそんなに変わらない。 こういうことが起こると、だんだん死が近づいていることを意識する。 人間死なない人はいないのだが、生き返ることもない。 だから、今までのように経験談を聞くことができない。 だれしも、死は初めての経験であり、だからこそ気になるのだ。 若い頃はそんなことは考えずに生きてきた。 いずれ死ぬことはわかっているが、そんなことを毎日考えて生きてはいられない。 でも年を取ってくると、そういうわけにはいかなくなった。 あと1年ちょっとで70歳。 自分が70歳近くまで生きるということは思ってもいなかったが…。 物忘れがひどくなり、自分でも驚くことがある。 母の認知症を見てきたから、自分もそうなるのかとも思う。 どちらかというと、外に出るのは嫌いだし、家にいるのが好きなのも母と一緒だ。 そういう人はボケやすいのだ、ということも知っている。 一緒に第九の練習に行っている人は、とっくに後期高齢者だ。 あの年まで第九の参加が続けられるとは思わない。 あの年で、本当に元気だなあと思う。 それぞれ、思うところはあるのかもしれないが、ぼくから見たらえらいものだ。 きっとあんな風にはなれない。 どうやって死ぬか。 それは結局死ぬまでわからない。 |
