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2025.09.07 Sunday
断捨離
大学の友人と梅田で暑気払いをした。
一人の友人は今年の3月で仕事をやめて、隠居生活に入った。 話を聞くと、4ヶ月ほどかけて断捨離をしたという。 遅生まれでぼくよりほぼ2年上。 70歳で仕事を辞めた。 本とCD、レコードを処分して、段ボール15箱になった。 社会人になってからのものはほぼ捨てた。 学生時代のものは、まだ取ってあるらしい。 それで、自分の居場所ができた。 CDやレコードは全部なくなったという。 捨てる前に、音源を録音したりしたのかと思って聞くと、そんなものはYoutubeやサブスクで聞けるので、すべて捨てたとのこと。 なるほど、そうだろう。 過去のものは、よほどレアなものでない限り、どこかで聞くことができる。 本も、少しは値打ちのあるものもあったかもしれないが、引き取りに来てくれるような業者は初版本など関係なし。 要は新しいか古いかになる。 たいがい、段ボール一箱千円程度だったらしい。 残したのは、学生時代のものくらいだという。 そうかもしれないなあ。 しょせん、仕事は食うためにやっていること。 打ち込んだ時期はあっても、自分が進んでやっていることではない。 やっぱり学生時代に戻るのだろう。 ペギー葉山の「学生時代」の一節。 夢多かりしあの頃の 思い出をたどれば なつかしい友の顔が 一人ひとり浮かぶ 重いカバンを抱えて、かよったあの道 そんな歌を思い出した。 |
