考えたこと2

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推し活
90年代半ば以降に生まれた人たちがZ世代。
今16〜26歳。

その上がミレニアル世代(80年代半ば以降)で、27〜38歳。
いずれにしても、若い人たち。

ちなみにぼくらはしらけ世代や無気力世代(無気力、無関心、無責任)とか言われた。
古い話だ。

Z世代の消費傾向は、アニメキャラクターやアイドル、声優などを消費を通じて応援する傾向が強いらしい。
しらけ世代のぼくらは、アニメといえば小学生のもので、当時は大人も楽しめるアニメなどなかった。
クールジャパンとか言われて、アニメ人口が増えたのはたしかにぼくらの子供の世代。

うちでは長男はミレニアル世代で、次男はギリギリZ世代という感じ。
日経クロストレンドの記事によると、Z世代の35.6%が「推し活」消費を楽しんでいるとのこと。
「推し活」というのは、その「好きなアニメキャラクターやアイドル、声優などを応援する活動」。

そういえば、今の大学生でも卒業して声優の養成スクールに行きたいとかいう人もいる。
ぼくらの時代は、声優の専門学校などなかった。
アニメの声優がリアルでライブをやったりするイベントもあるし、ファンクラブもある。
それだけアニメの関連市場が大きくなった。

ミレニアル世代は「推し活」は19.6%しかないのだから、やはりZ世代は「推し活世代」といえる。
SHIBUYA109という渋谷の商業施設で、アニメやアイドルなどのグッズを購入できる。
そういうところで、推し活消費をするのだ。

架空のアイドルは年を取らない。
今でもぼくらの世代にとっては、鉄腕アトムや鉄人28号、エイトマン、サイボーグ009、リボンの騎士、魔法使いサリー、ひみつのアッコちゃんなどは、ある意味アイドルだ。
サイボーグ009やひみつのアッコちゃん、鉄人28号は最近映画化されたが、あまりヒットしない。
本質的に、ぼくらが見たアニメは子供のものだと思っているからだろう。

アニメ創世記の手塚治虫や石ノ森章太郎などは、ある程度そういう思いで割り切っていたと思う。
男子のアニメはSFだった。
女子のアニメはわりと生活に密着していたから、まだやりやすいが、出てくるのが子供ばかりだから、実写には向かない。
リボンの騎士などはやっぱり宝塚だろう。

今のアニメは、千と千尋みたいなファンタジーはあるものの、学園モノとか、「君の名は」みたいな実写プラスCGでできそうのものも多く、当然最初からティーンエイジャーあたりを中心にはするが、全般的に大人をターゲットに作られている。
アニメはそういう進化をしてきたのだ。

今の若い人たちは、SNSで映える写真をアップするということから逆算して消費する。
ライトアップなどのイベントが増えたのも、「バエ」のためだろう。

「推し活」という消費ができるというのは、それだけいろんな情報が手に入るという時代。
これもネットの影響だ。

ネットは消費の形も変えていく。


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