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2022.01.27 Thursday
局所性ジストニア
中前さんという若いギター講師のチャンネルを時々見ていた。
ロックのギタリストで、歪ませて弾くタイプなので、それほど熱心に見ていたわけではない。 動画のなかにインコか何かの小鳥が出てくるのが特徴だった。 その中前さんが昨日アップした動画を見て驚いた。 久しぶりに見たのだが、自分はギターの練習をしすぎて、同じ指の動きを繰り返し、「局所性ジストニア」という病気になってしまったとのこと。 ピアニスト、バイオリニスト、ギタリストなど、練習で同じ動きをする人に多いらしい。 しばらく前から、ギターが弾きにくいという自覚はあったということだ。 中指が勝手に動いて弦をミュートしてしまう、という症状。 だから、余計にそうならないように練習をしたとのこと。 それが余計に症状を悪化させることになる。 脳がその動きを覚えて勝手に動く。 練習すると余計に悪くなるとは…。 彼は派手めな見た目と違って(失礼)真面目な性格。 そういう人がなりやすいとのこと。 手術も選択肢としてはある。 局所麻酔でギターを弾いて、症状がでたところで反応している脳の部位を特定し、そこを焼くのだ。 副作用として別の障害が出る可能性があるという。 結局色々と調べ、きっと悩んだのだろう。 今やっているギター講師やバンドの活動は継続するが、今以上のプレイはできない。 だから、レフティ(左利き)に転向する。 20年ギターを弾いてきて、楽しい。 今よりうまくなるために、左右を変える。 すごい決断。 いつの日か、レフティでステージに立って、今よりいいプレイをするのが目標だ。 彼も悩んで結果を出したのだろう。 頑張ってほしい。 レフティの練習の動画もアップしていくとのこと。 彼の決意を見守ろう。 |
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