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2022.01.08 Saturday
スマートカメラ
監視カメラも進化しているという記事。
最新のものは、カメラ自身が不審と判断することができるようになっている。 もちろん、判断するのはAIだ。 カメラがオカシイと思った行動があれば、警告を出す。 それを「逸脱行動」というらしい。 すでに、アメリカではいくつかの都市で使われている。 その逸脱行動と言うのは、 あまりにも長時間、ウロウロと歩き回る 移動が速すぎる 角に立っている 後ろを振り返る 流れに逆らって歩いている 何かを捨てている 人の集団が急に散らばる 複数人の動きがシンクロしている などの8種類。 これらは凶悪犯罪の予兆となるらしい。 グローバル化が進んだり、格差が拡大したり、差別があったり、物騒な兵器が入手可能になったり、それらの知識がネット上で簡単に得られたりして、世の中は危なくなっているのだろう。 犯罪を防止するためには、防止する方も進化しないといけない。 そのために利用されるのが、スマートカメラだ。 記者はこの種のカメラと個人の自由、公共の安全のトレードオフについて、矛盾を感じているという。 たしかに、AIが勝手に「こいつは危ない」と判断して警告して、それに基づいて実際に行動制限されることになれば、個人の自由の侵害になる。 しかし、ある確率で「危ないヤツ」が本当に犯罪に関わっているとしたら、それは公共の安全のためとも言える。 難しいところだ。 記者自身も記事の最後に「(監視することが)間違っていると、声を大にして言いたくはありません。わたし自身、よりよい解決法を知っているわけではありませんから」と言っている。 いずれにせよ、機械の「目」になるCCDやCMOSといったイメージセンサーの分野は、まだまだ成長分野だということだ。 監視カメラだけでなく、自動運転にも関わっている。 日本のメーカーで言えば、ソニー、パナソニック、キャノン、シャープなど。 強みが活かせるアナログな分野でもある。 この分野であれば、4Kや8Kも意味がある。 高精細になれば、小さく写っているものを拡大してもデーターとして使えるからだ。 できれば、彼らが国内生産してくれれば、雇用も増えるのだが…。 日本の労働コストは不幸にも下がっているから、国内の増産もあるかもしれないぞ。 |
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