考えたこと2

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ブラウン管
ブラウン管というとテレビの代名詞だった。
これも若い人たちにとっては、死語だろう。

会社勤めを始めた頃、振動騒音の実験でオシロスコープを使っていた。
オシロスコープは、テレビ以外でブラウン管を使う実験機器。
85年に設計に移って、それ以来お世話になっていないが、当時のオシロスコープはブラウン管だった。
とても長いブラウン管を使う必要があるらしく、パネル面に対して奥行きがやたら長かった。
オシロスコープに信号をつなぐと、信号を時間軸で見ることができる。
それで力を電気に変えて、波形をモニターしていた。
懐かしい。

カラーテレビのブラウン管を作る技術も日本は強かった。
ソニーのトリニトロンという技術は有名だ。

しかし、それが液晶に代わり、どんどん良くなって、最初こそシャープが調子良かったが、サムソンに抜かれて、今やテレビは輸入がメイン。
パナソニックは国内での生産をやめた。
賃金が安く、市場が大きな国で生産して売るというのが合理的なのだろう。
日本のメーカーでも、作っているのは海外だ。

もうテレビの代名詞として、「ブラウン管」という言葉が使われることはないだろう。
オシロスコープもデジタルになってしまったし…。

今の10代の人たちは、ブラウン管テレビを見たことがないと思う。
テレビと言えば、薄い液晶のパネル。
ボタンがやたら多いリモコンがついている。

そんな時代になってしまった。
ここでも、日本が世界のトップから凋落したというストーリー。

アナログのすり合わせ技術は高かったのだが、デジタルになって、優位性がなくなった。
そういう話はたくさんある。

2000年代以降、そんなことさえ遠い過去になってしまった感があるなあ。


| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 00:09 | comments(0) | trackbacks(0) |

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