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2021.07.04 Sunday
部活指導者のハラスメント
大阪でも問題として取り上げていたが、結局日本中の至るところであるのだろう。
部活の指導教員によるハラスメントだ。 東洋経済の記事にあった。 記事にバイアスがあるのかもわからないが、第三者委員会が「自殺は監督(顧問)の叱責が原因。教員という立場を利用したハラスメントであったとも言える」とする報告書を出しても、いっこうに責任の所在もはっきりしないし、当該の指導者も仕事を続けているという状況はひどい。 さらに、その報告書が公開されるのに9年もかかっている。 何度も書くけど、教育の世界はだいぶ歪んでいる。 一般的な企業では、訴えがあった時点で、該当者は仕事を続けることはできないと思う。 「社会の声」を無視して存在することはできないからだ。 それほど、教育の世界では「社会の声」を無視しても存在できるということだ。 上から下まで、教員の世界は閉じているからだ。 その原因の一つが教育委員会。 悪い意味で政治から独立している。 戦前の反省から、教育は政治から独立しないとけない、ということになった。 その名残があって、教育の独立が行き過ぎているというのが実情だと思う。 学校組織も、教育委員会も教育の世界の人ばかり。 だから、ズレてしまうのだろう。 本当の第三者がいないのだ。 そうなると、社会の声よりも身内の声のほうが大事になる。 だから生徒の事より、身内を守ろうとする。 それがこの問題の本質だと思う。 もちろん、部活には問題が多いが…。 |
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