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2021.07.08 Thursday
ギターが懐く
ギターは生き物だと思う。
もと生き物だった木でほぼ出来ている、ということもあるが、木は切られてもやっぱり生きていると思われる。 昨日、ド新品のギターを弾いたのだが、一夜経ってギターの音が少し違うのに気づいた。 いろんな部分が弾くことによって振動して、馴染むのかもしれない。 弾き込まれたギターがよく鳴るのは事実。 ギターの先生のテレキャスは、アンプに繋がなくても、信じられないくらい大きな生音がする。 先生はプロだが、そんなにたくさんのギターを持っていない。 自分のギターはメキシコ製のテレキャス1本という感じ。 曲に応じて、エレガットを弾いたり、アコギを弾いたりするが、ほとんどその1本でこなす。 長いこと使っているようで、これが亡くなったら困る、と言っていた。 やはり、弾き込むと鳴るようになるのだ。 そういう意味では新品は未完成ということになる。 程度のよい中古のギターの値段が高いのは、そういう理由もあるのだろう。 耳の錯覚かもしれないが、届いた直後よりも鳴っている感じがする。 指板も少し馴染んできた。 これはぼくがギターに慣れてきたからかもしれないが…。 今度のギターは弦の長さがテレキャスよりもちょっと短い。 手が小さい日本人向けとも言える。 それに、少しフレットの幅が広い。 本当の名人はそんなことは気にしないが、それもあってこのギターを選んだのは事実。 心なしか押さえやすい。 弦が短い分、張力も低いから、チョーキングもやりやすい。 さて、このギターがこれからどんな音になっていくのか、楽しみだ。 |
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