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2021.07.06 Tuesday
NGワード
プレゼンやスピーチの時に使ってはいけない言葉、という記事があった。
これらのNGワードは、以前から常套句として使われてきたもの。 しかし、もう賞味期限が過ぎているという感じだ。 記事の中ではこう書かれる。 「こうした退屈なスピーチ・プレゼンは、娯楽も少なく、時間も忍耐力もあった時代には許容されたかもしれませんが、情報のあふれかえったスマホ・SNS時代には、もはや「罰ゲーム」でしかありません。」 時代の流れの中で、こんなことを聞かされるのはまっぴらだ、と思われるようになったものだろう。 以下のような言葉がそれに当たるという。 【NGフレーズ1】「ただ今ご紹介にあずかりました〇〇です」 【NGフレーズ2】「本日はどうかよろしくお願いいたします」 【NGフレーズ3】「緊張しております」 【NGフレーズ4】「つまらない話で申し訳ございません」 【NGフレーズ5】「〇〇についてお話させていただきたいと思っております」 【NGフレーズ6】「本日ご紹介した〇〇について、ご理解いただけますと幸いです」 【NGフレーズ7】「はなはだ恐縮ではございますが…… 」「はなはだ簡単ではございますが…… 」「僭越ではございますが…… 」 【NGフレーズ8】「ご清聴ありがとうございました」 ぼくはそこまで嫌うことはないとも思うが、実際のところなくてもいい言葉だ。 喋ったところで、そんなに時間は取らないが、聞く気がなくなるということなのだろう。 話し方にもよると思うが…。 ただ、これらの言葉を話すと、「言い回しが長くなり、話しにくくなる」とか、「へりくだりすぎて、リーダーシップを発揮できない」、「話し手と聞き手の心理的な距離が縮まらない」というような効果があるという。 言葉を話すための時間よりも、その言葉が与える心理的効果の方が大きいのだろう。 この中で、ぼくがプレゼンするときにこんな言葉は使わないというのは、「つまらない話で申し訳ございません」、「〇〇についてお話させていただきたいと思っております」の2つ。 つまらない話ならするなと思うし、「させていただく」という表現が嫌いだからだ。 ストレートに「します」と言うべきだ。 でもまあ、これらのNGフレーズは確かに時代遅れだろう。 最近はプレゼンに関してはこういう言葉は使われないと思う。 スピーチに関しては、まだまだ使う人がいるだろうなあ。 昭和の人間はそういう言葉を使いがちだ。 いつも思うが、老兵は去りゆくのみだ。 ついでに、就活の面接でいえば、この記事はいいこと言っている。 「顔や個性を出しづらいメールや手紙などは、多少、かしこまった物言いになってしまうのは致し方ないとしても、お互いの顔を見ながら話をする場面では、事前に用意した原稿ではなく、「自分の言葉」で気持ちを伝え、相手との距離を縮めていきたいものです。」 これは本当に面接時に考えるべきことだ。 「自分の言葉」で話さないと伝わらない。 頭の中で原稿を読んでいてはいけないのだ。 これは真実だと思う。 |
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