考えたこと2

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ポストコロナの変化
今日学生と話していて、ポストコロナの変化は大きそうだということになった。
感染対策や密になるというような問題ではなく、ネットの影響で移動が減り、それによって鉄道や宿泊のニーズが減るだろうということだ。

シンガポールやイギリスの動きを見ていても、もうぼちぼちコロナへの対応は終わるだろう。
ちょっと前にポストコロナなどと騒いでいたが、欧州がもとに戻れるのなら、アジアももとに戻るというのが自然な姿。
実際、そういうふうになっている。

しかし、一旦ネットの便利さを知ってしまうと、費用対効果もあって、仕事の出張が減る。
Zoomなどによって、ネットの会議が一般的になった。
それが宿泊や旅客業には痛手で、それこそがポストコロナの変化の一番大きなものではないかと思う。
彼らが本気で心配しているのは、それが第一だろう。

その次はインバウンド。
アメリカの政権が変わって、対中関係は厳しくなった。
民主党は中国の人権問題や不公正な取引に敏感で、それによって、日本も一緒にやらざるを得ない。
実際、ウィグルの強制労働の問題など、対中関係が悪化するとややこしい。
最悪、中国からのインバウンドは対抗措置などで激減するかもしれない。

さらに、その関連で製造業は中国での生産がどうなるかわからない。
中国の大きな市場は魅力だが、今のところ日米関係の方が重要だろう。
労働単価はぼちぼち日本に追いついてきたらしいが、市場規模が違うから中国で作って中国で売るほうが儲かる。
このあたりもポストコロナとは直接関係ないが、大きな変化要因だろう。

感染症は一過性のものだが、ネットの利用などは不可逆だ。

思えば90年代初頭、当時のマッキントッシュLC630にネットスケープをインストールして、ケンブリッジ大学のコーヒーポットの様子を見るためのURLを打ち込んで、長いことかかってそれが見えた時は、わけも分からず「すごい」と言ったのを思い出す。
30年ほど前のインターネットはそんなものだった。

それがWindows95が出て、98になった頃から電子メールが出てきた。
一太郎、ワード、ロータス123、エクセル、そしてパワーポイントなど、オフィスソフトがだんだんよくなり、PCでできることが増えた。
ネットに繋がることで一層便利になり、グーグルChromeが出てきて、徐々に主体がネットに移ってきた。
そして今、ネットに繋がるだけのPCでも役に立つようになってしまった。

エライ時代になったものだ。

ポストコロナの時代は、インターネットが世界を変える時代になるのだろう。



| hdsnght1957kgkt | 考えたこと | 21:47 | comments(0) | trackbacks(0) |