考えたこと2

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規制緩和
こないだアップルウォッチの心電図の機能が、日本では使えないということを書いたが、またそういう話。
日刊工業新聞に記事が出ていた。

サイバーダイン社というロボットを作っている日本の会社がある。
自立型のロボットもあると思うが、今回はモビルスーツみたいなものが話題になっている。
身につけることで、体の動きを手助けする、というもの。

以前、見たときからこれは身体能力が落ちた人が身につけたらいい、と思っていた。
そうしたら、案の定、医療リハビリ分野でこのモビルスーツ(正式には身体装着ロボットというらしい)が使えるということだ。
ところが、日本では医療機器の承認にはバカみたいに事務処理と手続きで時間がかかる。
アップルウォッチの心電図と同じだ。

サイバーダイン社はすでにアメリカ、ドイツ、ポーランドで民間保険適用や労災保険適用で先行しており、去年の11月からはイタリアの民間医療機関で脳神経疾患の治療研究向けに展開を始めているとのこと。
脳卒中や脊椎損傷で足を動かせなくなった患者が、このモビルスーツの助けを借りて歩けるようになったり、症状が改善されたりするという。
今後はマレーシア、タイ、フィリピンなどでも積極的に拡販するらしい。

日本の規制は、こういう会社の商売を阻害しているとしか思えない。
いち早く日本で承認して、使えばいいのだ。
そういう実績を積んで、海外に出ていく企業の手伝いをしないといけない。
アベノミクスの第三の矢(規制緩和)こそ一番大事だったのに、尻切れトンボになっている。

先進国では医療機器は一般に認証に時間がかかるというが、欧米は日本よりも早い。
アップルウォッチの心電図計測など、いい例だ。
日本の手続きの面倒を考えると、アップルが日本での販売分はその機能をわざわざ封印しているくらいだ。

こういうものこそ、法律を改正し、サイバーダイン社のような会社を助けるべきだと思う。

こういう事例がきっと山ほどあるのだと思う。

だからこそ、規制緩和をしないといけない。









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