考えたこと2

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CDラック
ニトリでCDラックを買った。
組み立て式で2700円ほど。なかなかよくできている。
昔のものよりも、ネジ止めの部分が増えて、強化されている感じだ。

今はもうCDを聞く機会はほとんどなくなった。
買ってきても、パソコンに入れて、ウォークマンで聞くことがメイン。
最近、山下達郎の初期のレコードをCDで買ったが、新しいCDを買うことはほぼない。
洋楽は80年代くらいで終わっているし、邦楽はもう60を過ぎた人ばかり。
そんなにほしいCDをは出ない。

CDを置いている所が5ヶ所くらいにわかれてしまって、いつもあれどこ行った?と探すのが面倒で、今回のラック購入になった。
280枚入るということだったので、十分だろうと思っていたら、いざ組み立てて入れてみると、まだまだ足りなかった。
レコードはかなり持っていると思っていたが、CDもそんなにあったとは…。

一つは、講演のCDが予想外に多かったことがある。
文藝春秋が主催した作家たちのシリーズが20枚ほど、小林秀雄の講演集が2枚組で6つ、田辺聖子の源氏物語のCDがいくつか、それ以外にも半藤一利の戦後史、手塚治虫や河合隼雄、養老孟司などいろいろあった。
これが予想外に多かった。

今生まれた子どもたちは、きっとCDというメディアを知らないで育つような気がする。
生まれたときからネットがあり、音楽はダウンロードして聞くもの、という時代。
ぼくらは、SPレコードこそ知らないが、ドーナツ盤、LPレコードからCDという流れを知っている。
何度も書くが、昔は音楽はかしこまって聞くものだったなあ。
レコードをターンテーブルにのせて、針を落として、おもむろに音楽が始まる。
そんな儀式のような聞き方だった。

ウォークマンが出てきたのは1979年。
その頃から、音楽を持ち歩くということができるようになった。
カセットに音楽を入れて、車で聞くという聞き方も始まった。
ラジカセという言葉もあのころできたと思う。
その後はCD、MD、そしてデーターになった。

それでも、まだ息子の世代まではCDだ。
ぼくが死んだら、いくらかはもらってくれるだろう。
そのためには、CDをまとめて、整理しておかないといけない。

CDラック、一つでは足りなかった。
もう一つで大丈夫だろう。

しかし、レコードは捨てないといけないかな…。

| | 考えたこと | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
白物家電
かつては白色の製品ばかりだったということで、白物家電ということが言われた。
冷蔵庫、洗濯機など、家庭で使う電気製品だ。
これも若い人たちにとっては死語だろう。
実際に今はいろんな色のものが出ている。
赤い冷蔵庫や緑の洗濯機など、バリエーションが豊富になった。
あれはボンダイブルーの初代iMacあたりから始まったのだと思う。

去年の白物家電の国内出荷金額は、前年比4.1%増の2兆4452万円で、22年ぶりの高水準だったとのこと。
ただ、この中の3割強はエアコン。
猛暑でエアコンがよく売れたということだ。

次いで洗濯機や冷蔵庫だが、これは単価が高くなったということらしい。
たしかに、冷蔵庫ではエコやチルド、野菜室など、洗濯機では乾燥機付きとか、ドラム式など付加価値の高いものが増えた。
昔は洗濯機はそんなに高いものではなかったが、今は20万円以上のものがいろいろある。

さらに、世帯あたりの家族数が減って、白物家電にかけられるお金が増えたのもあるだろう。
白物家電は必需品だから、常に買い替え需要はある。
共働きで高くても便利なものを使おう、ということもある。

そんなわけで、白物家電は好調だった。
今や「白物」には限らないが…。

しかし、少子高齢化の影響で国内市場の縮小は避けられない。
人口が減るというのは、生産に対しても、消費に対しても効果が大きい。
若い人たちは社会保障の負担で苦しんでいるし、高齢者は残りの人生のために消費を減らす。

日本の家電メーカーは価格競争のために生産をアジアに移した。
一部は日本に回帰しているが、多くは行ったままだ。
もはやMade in Japanにこだわる人も減ってきた。
どのメーカーが作っているかということくらいだ。

日本の家電メーカーは一部は潰れ、残ったメーカーは最終製品というより部品に力を入れ始めた。
パナソニックの電池とか、ソニーの画像デバイスとか…。

いつかは白物家電も日本に戻ってくる日があるだろうか。
80年代から全盛期の、日本の家電メーカーの勢いはもう難しい。

かつて日本がアメリカや欧州を抜いたように、新興国に抜かれたということだろう。

これも歴史の必然なのかもしれない。


| | 考えたこと | 07:43 | comments(0) | trackbacks(0) |