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2019.05.29 Wednesday
スタビライザー内蔵スプーン
次男に教えてもらって、Facebookでバウンシーというサイトをフォローしている。
ここでは、いろんな面白い製品などを紹介してくれる。 ちょっと記事が多すぎるのが玉に瑕だが…。 今日見ていたら、スタビライザー内蔵のスプーンという商品を紹介していた。 「Liftware」という製品名。 これは国内に400万人程度いるといわれている、手が震えて食事をうまくできない人のために作られたスプーン。 持つ所が太くなっていて、そのグリップ部分が震えても、その先のスプーンは震えないようになっている。 だから、手が震えてうまく食事ができないという人でも、食事が自分でできるようにするもの。 記事によると、 「Liftware」を実際に使った人たちは食事がしやすくなったことで食べることの自信を取り戻し、人の顔を見ながら友人との食事も楽しめるようになったという。 ということだ。 電池で動き、震えを打ち消すように振動して、手の震えがスプーンに伝わらないようにできる。 考えた人はえらい。 テクノロジーが病気などでハンディキャップを負った人たちを助ける。 グリップの中の加速度センサーが手の震えを感知して、スプーンに逆の振動を与えるのだろう。 スマホで加速度センサーが使われるようになって、それらが安価に手に入るようになり、電池の性能改良もあって、こういう製品ができたと思う。 食べる事は生きていることの基本であり、病気になっても、それを楽しむことを実現するデバイスだ。 老人ホームなどで食事介助を行っているが、こういうものがあれば介助をしなくても食べられるようになる人もいるのではないか。 今はまだ価格が2万円以上だが、売れれば競合品も出るだろうし、価格競争も起きる。 こういうものこそ、高齢化社会のトップランナーである日本で開発してほしいものだ。 |
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