考えたこと2

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繁昌亭アゲイン
また繁昌亭に行ってきた。
知らない落語家がたくさん出てきたが、やっぱり面白い。
一人、60歳の落語家が、40年前を振り返って、あの当時はやる場所がなかったという噺をマクラでしていた。
40年前というと、ぼくが落研にいた頃。
あの当時、本当に落語だけをやる定席がなかったから、お寺などで勉強会と称して落語会をやっていたのは事実。

時にはガマン会のような、ほとんど笑えない落語会もあった。
もちろん、値段は安かったが、それでも「金返せ」と言いたくなるような会も経験した。
それに比べると、繁昌亭は本当に面白い。
昼席で2500円出しても、値打ちがある。

今回は東京から浪曲師が来ていたが、演題は「シンデレラ」。
いつまでも「森の石松」なんかをやっていても、生き延びられないと思っているのだろう。
なかなかよかった。

落語の方は古典が多かった。
「道具屋」や「十徳」など。トリは「子は鎹」。
ぼくは新作の方が面白いのだが…。
昼席だったので、年齢層が高く、古典が増えたのかもしれない。

前にも書いたが、繁昌亭を見ていると、まだまだ落語は生き延びられると思う。
高齢化社会の影響で、暇で落語を知っている年寄りが増えている。
繁昌亭の昼席はまさにそういう客の集まりだ。

6月はリニューアルで1ヶ月休館。
ラジオ番組で、現上方落語協会会長の笑福亭仁智が冷房や何やかやで数千万かかる、と言っていた。
でも、連日ほぼ満員でやっているのだから、えらいもの。
今は280人くらいいる、上方落語協会の会員を食わせている。

映画よりちょっと高いが、満足度は高い。

まだまだいけそうだと思う。
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