考えたこと2

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吉田美奈子
ぼくはコーラスが好きだ。
コーラスといっても、合唱という感じではない。
少人数でハモるというもの。
一万人の第九もいいのはいいのだが…。

昨日の帰りに、久しぶりに山下達郎を聞いていた。
何度か書いたが、山下達郎は初期が好きだ。
何といっても吉田美奈子のコーラスが聴ける。

Let's kiss the sunなど、吉田美奈子のコーラスがなければスカみたいなもの。
特にサビの部分のコーラスは秀逸だ。
あの透き通るような声を積み重ねてメロディを彩る。
吉田美奈子のコーラスは神様の贈り物だと思う。

この2人のコンビが、竹内まりやとの結婚を機に解消したのは本当に残念。
あの職人の達郎のことだから、きっと本人も内心残念だったと思う。

達郎は1人アカペラのアルバムも出しているが、聞いていて華がない。
声が重いのだ。
だから、吉田美奈子のコーラスと合うのかもしれない。

吉田美奈子のコーラスが聞けなくなって、ぼくにとっては達郎の魅力は半分以下になった。
ある時期までLPレコードを買うには買っていたが、今になっても聞くのは初期のものだけだ。

最初にコーラスがいいなあ、と思ったのはビートルズ。
ジョンとポールの声だ。
Please Please meのハーモニカに続く歌い始めのところ。
あれがコーラスに魅力を感じた原点だった。

その後洋楽ではサイモンとガーファンクルやカーペンターズ、5th Dimension。
邦楽ではガロやオフコース。

達郎が竹内まりやと結婚せず、吉田美奈子とのコンビが続いていたら、もっと売れたと思う。
彼の私生活は知らないので、結婚がコンビ解消のきっかけとは限らないが…。
詩が吉田美奈子、曲が山下達郎という作品もあった。
もっと聞きたかったなあ。

それにしても、素晴らしいコーラス。

こういうのが聴けることに感謝。

| | 考えたこと | 20:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
目標管理
定年後、自治体の外郭団体で働く友人がぼやいていた。
彼の職場で、目標管理をやることになったという。
民間に比べると、20年以上は周回遅れだが…。

目標管理は、90年代くらいにぼくが勤めていた会社も取り入れた。
民間企業ではもう一般的に使われている言葉だと思う。
上位の組織(会社、事業部など)の目標があって、それを達成するために部長や課長などの中間管理職の目標があり、それをまたブレイクダウンして個々人の目標を立てる。
その目標を上長とすり合わせ、達成目標にして、その達成度を半期に一度評価する、というような仕組み。
成果主義と相まって、導入されたという経緯がある。

学校法人で勤めていた時、一度それをやろうとして、反対にあって諦めた。
ああいう非営利組織は効率を追求しないし、何より評価制度を嫌う。
そのくせ、学生の評価はきつかったりするから、わけがわからない。

まあ、とにかく、友人の行っている外郭団体でも、遅まきながら目標管理をやろうということになったということだ。
ところが、上から目標が下りてこない。
それなら、やっても仕方がないということになる。
あくまで組織の目指すべき目標があって、それにどう個人が貢献していくかという観点で、個々人の目標を立てないと意味がない。

友人はそのことをだいぶ言ったらしいが、とりあってもらえない。
何でもいいから、個人の目標を立てよう、ということだ。
こういうのを換骨奪胎という。

つくづく、公的部門は人が違う、と言っていた。
要するに、やることになったからやる、ということだ。
その意味や、目指すところなどどうでもいい。

友人は定年までは大企業で、目標管理をちゃんと運営していて、その意味などもわかっている。
要するに、G(Global)企業だ。
実際、日本経済を引っ張ってきたのは、Gの世界の企業であり、国内でぬくぬくとやってきた人たちにも、自分の知っているやり方をやってもらいたいと思っているのだが、もうほとんど諦めている。
諦めてはいるのだが、今回の目標管理のようなことがあると、ついつい口を出してしまうのだ。

どうしようもないとわかっていても、そうしてしまう。

それくらい、彼我の溝は深い。


| | 考えたこと | 00:14 | comments(0) | trackbacks(0) |