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2018.04.08 Sunday
日本人の夢
今朝の日経に宝くじの全面広告が出ていた。
その内容が「日本人の夢を大調査」というもの。 インターネットで20歳以上の14100人に調査したとのこと。 子供の夢ではなく大人の夢ということだ。 子どもは宝くじを買えないからなあ。 調査内容は、今の日本人はどんな夢をもっているか、というものだ。 とりあえず、今夢を持っている人は半分。 ちょっと少ないような気がするが、51.9%が夢を持っていると回答。 男女ほぼ半分ずつだが、女性が2%ほど多い。 その内容にちょっとビックリした。 1位が「健康な生活を送りたい」、2位が「好きな趣味に打ち込みたい」、3位が「マイホーム(一戸建て)に住みたい」、4位「家族が幸せになること」、5位「子ども・孫の成長・将来」という順位。 なんか、普通に考える「夢」というものとは違うような気がする。 ぼくの常識で考えると、「趣味」「マイホーム」以外はなんか「夢」とはニュアンスが違う。 質問の形式が出ていないので何とも言えないが…。 年代別の人数を見てみると、60代が一番多くて3571人、その次が30代で3146人、40代2731人、50代1969人、20代1554人、70代以上1129人の順だ。 50代以上でほぼ半分になっている。 昔に比べると、インターネットとはいえ年寄りの比率が高いと思う。 もちろん、夢を持っている比率は、若い人が多い。 といっても、20代が61.8%、30代が58.5%、段階的に下がって、70代以上でも46%という結果。 60代や70代以上の人たちは、選択肢で「健康な生活を送りたい」というのがあったから、チェックしたということではないか。 自由記述なら、書かなかったかもしれない。 結局、60代、70代になると、夢らしきものはなくなり、「健康な生活を送りたい」というのが夢になる。 「子ども・孫の成長」などというのも、60代以上の世代だろう。 ちょっと夢がない話だ。 こんなところにも高齢化の影響が出ている。 何度か書いたが、ぼくの夢は「マンガ家になりたい」「シンガー・ソングライターになりたい」といったものだった。 それ以降の願望を「夢」という名前では語った覚えがない。 全面広告の最後は「夢の効果で前向きになる」という結果。 まあ、それはそうだろう。 でも、その夢は「健康な生活を送りたい」「子や孫の成長」みたいなものも入っているのだ。 結局、ドリームジャンボ宝くじを買え、ということ。 なんか、「夢」という言葉が小さくなったような気がするぞ。 |
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