考えたこと2

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先輩の驚き
昨日は新人の驚きだったが、今回は先輩の驚きの方を取り上げる。
30代〜50代の社員500人の声。

1位は友達感覚で話しかけてくる、だった。
これはぼくが驚いた。
そんなことがあるのだろうか…。
目立ったのが、「何でもマジですかと返してくる」という声。
ほんまかいなと思うが、今はそうなのかもしれない。

2位はプレゼンなど人前で話すのが上手、という驚き。
好印象ということだ。
ここは学生時代にそういう機会が多くなったのもあるのだろう。

3位はプライベートを優先する、ということ。
新人の方では「飲み会に誘われない」という驚きもあったが、ここではアフター5の付き合いの悪さも上がっている。
どっちもどっち、ということか。

4位は周りと競わない、という声。
昔と違って、クラスの人数も減ったし、学校は平等を第一として、やってきたから、競争心がなく見えるのかもしれない。しかし、今の会社の制度の中では、若い時に頑張っても差はそんなにつかないということもあるから、もっと能力給化してほしい、ということの裏返しかもしれない。

5位は手取り足取り教える必要がある、ということ。
昔のように、先輩を見て見よう見まねで覚えていく、というような気がないのかもしれない。
アルバイトに慣れて、マニュアルがないとダメということなのかもしれない。
スタッフワークとアルバイトの違いがわからない、ということもあるか。

6位は仕事への不満を隠さない、ということだ。
これは主に、仕事を教えることと絡むらしい。教えてくれないから、不満ということだ。
「何の努力や工夫もなくできないと平気で言う」という35歳の声もある。
日本の企業はOJTが多いから、こういうことが起こる。

7位は職場の固定電話を率先して取らない。
これは住所録が内蔵されていて、相手が先にわかる電話しか取ったことがない、ということが原因。
今の電話や携帯、スマホという通信手段に慣れて、誰かわからない相手と話せない。
こんなのこそ、入社時の研修でやったらいいのに、と思う。

8位はネット検索が速い。
これは褒め言葉だろうと思う。わからないことはその場で検索、というクセだろう。
いいことだが、覚えなくなった。

9位は宴会で最初からビール以外を飲む、というもの。
まあ、とりあえずビールということではない。
どうでもいいと思うが…。

10位は配属後もSNSで同期とつながっている、だった。
SNS世代だから、同期入社とのつながりは昭和生まれよりも強くなるのだろう。
そのツールがSNSになる。
同期とつながっていること自体はいいことだ。

友達感覚で話す、ということ以外はまあ妥当なところかと思う。
プレゼンや電話など、世代の差が出ている。
世代変われば、行動が変わる。
彼らも50代になれば、同じように若い人を見て驚くことんだろう。

歴史は繰り返す。


| | 考えたこと | 23:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
新入社員の驚き
日経プラス1 に会社に入った新入社員がびっくりしたことについて記事があった。
今の若い人たちが、企業に入ってどこに違和感を感じるのか、なかなか興味深い。

1位は日本の企業の暗黙の了解事項に驚く、というもの。
特に「事前の根回しで方向性が決まっている」ことに驚くというのは、本当だと思う。
ぼくがいた会社はあまりそういう雰囲気はなかった。
しかし、47歳で学校法人に行って驚愕したのがこれ。
根回しで決まっているのなら、何で会議やるの?と言いたくなる。
本当に、それが当然、と教授たちは思っていた。
これはおかしいと思うのが当然。

2位は仕事のマニュアルや説明がない、ということ。
これはアルバイトなどで仕事=マニュアルがあるもの、という意識もあるのだろう。
もちろん、マニュアルはあったほうがいいが、スタッフの仕事というのはマニュアル化できない部分をたくさん含んでいるのも事実。
それで給料もらってんのと違う?とも思う。

3位は台風や大雪でも出勤する、ということ。
自分の見識で会社に行くか休むかは判断したらいいと思う。
是が非でも行け、というわけでもないだろう。
なんか硬直化している。

4位はあまり飲みに誘われない、ということだった。
年寄りサイドにも変化があって、飲みに誘うのは若い人たちは嫌がると思っているのだろう。
まあ、適度に常識的にというか、双方の合意の上でオフタイムの会をやればいいと思う。

5位は仕事をだらだらやる、ということ。
「残業が美徳だと思っている」というコメントもあったが、これは生活のために残業代がほしい、ということもあるのだろう。
管理職になったら残業はつかないが、そうなるまでの話か。
これは終身雇用の正社員に限った話だと思う。

6位はデーターに基づかないアナログな判断が多い、ということ。
やっぱり若い人たちでデキる社員はそう思うのか。
特にIT機器を使いこなせなかったり、ロジカルに考えられなかったりすると、不満になる。
就職のときにはロジカルシンキングを問うのに、入ってみたらロジカルに考えられない人がたくさんいる、というギャップだろう。
気の毒な話だ。

7位はプライベートなことを聞かれない、ということ。
コンプライアンスとか、ハラスメントとか、そういうことを気にするから、仕方ない。
驚くということは、もっと聞かれると思っていたのに、ということだろう。
もうちょっとは聞いてほしい、ということかもしれない。

8位は服装がカジュアル、ということだ。
この辺は温暖化でクールビズになったのも大きいと思う。
大学などは半年くらいクールビズだったりするし、そもそもスーツで通わないという職種もある。
このへんはすごくフレキシブルになったと思う。

同率8位は女性が少ない、ということ。
まだまだ雇用機会均等法にうたわれているようにはなっていないのが現実。
どちらかというと、女性の意見だと思う。

10位は下積み時代を武勇伝のように語る、だった。
これは耳が痛い。
自分でも、そういうつもりではなくても、やっているかもしれない。
もう時代は変わっているから、聞いても参考にならないことも多いだろう。
年寄りは反省しないといけない。

この次は「先輩のおどろき」について書こう。

| | 考えたこと | 00:16 | comments(0) | trackbacks(0) |