考えたこと2

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アタリマエのこと
昭和の時代は、先生はエラかった。
末は博士か大臣かと言われた。
それは、博士や大臣はエライ人だったからだ。

30年ほど前に「先生と呼ばれるほどのバカでなし」という言葉ができたらしい。
1980年代の後半だ。
この頃から拝金主義がはびこり始め、今までの常識が変わったんだと思う。

代議士やエライ役人は悪いことをするものになった。
それまではエラかった先生の権威は地に落ちた。
もちろん、みんながみんなそうではない。
それでも、そう思うしかないような不祥事がいろいろ出た。

今や学校の先生や国会議員、地方議員など、昔先生と言われていた職業で不祥事があっても、誰も驚かない。
国会議員が秘書を罵り、暴力沙汰をする。
イジメの問題は教育委員会や教員組織が隠蔽するのがアタリマエだ。

一方で学ぶ方のアタリマエも変わっている。
下位の大学では、授業にノートを持ってくるのはアタリマエではない。
教員がくれる紙をもらうのがアタリマエだったり、単にぼーっと聞いているのがアタリマエだったりする。
机の上に何もない状態で授業を聞いている。
授業を聞いて、ノートを取るということが、もはやアタリマエではない世界。
彼らは、話したことを全部覚えられると思っているのだろうか…。

亡くなった鶴田浩二ではないが、「右を向いても左を向いても真っ暗闇」と言いたくなる。


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