考えたこと2

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2時間ドラマ
本当にこの頃はコンプライアンスが強く言われるようになったとのこと。
こないだ、会社の同窓会に行ったが、その変化は大きいとのことだった。

ぼくのやっていた仕事は、OEMの関係だったから、納期は絶対だった。
何年前だったか、残業しているとき組合の人が見回りに来て、早く帰るように言われたが、「はいはい」と言って仕事をしていた。
当時はぼくは残業の対象外だったから、仕事をしていても許されたのだろう。
あの頃は、いい加減だった。

しかし、時代が進んで許されなくなった。
本気で残業をなくそうとすると、人を増やさないといけない。
だから、人が増えたんだと思う。
いい会社になった。

社員は早く帰れるようになったのだ。
そのおかげで、地上波の一部の2時間枠の放送時間が変わったのだと思う。
従来は9時から11時でやっていたが、一部のドラマは8時からになった。

しかし、最近は2時間ドラマは予算上の制約からか、バラエティに置き換わっていて、毎週コンスタントに2時間ドラマをやる枠はなくなっている。
ドラマは金がかかる。
その代わり、BSでは昼間や夜の7時や8時から、2時間ドラマの再放送のオンパレードだ。
たくさんの死んだ俳優に会えたりする。

若い人たちは、スマホやパソコンで忙しいから、2時間もドラマを見ていられないという。
そういうわけで、2時間ドラマは単発でやるのがメインになった。
知らないうちに、火曜サスペンス劇場や土曜ワイド劇場は過去のものになっていた。

平成の時代になって、テレビの番組表もだいぶ変わった。

世の中は知らぬ間に変わる。



| | 考えたこと | 22:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
学位より社内教育
WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)によると、アメリカで大学の学位よりも、社内教育の方がマシだ、という企業が増えているとのこと。
要は、それだけ大学生のスキルに疑いを持っているということ。
記事にはこうある。

「この数十年、米政府は4年制大学への進学者を増やす政策を進めてきた。高校の進学準備カリキュラムを拡大し、学生ローンの利用を促進するなどした。だが技術の変化するスピードに大学教育が追いつけなくなり、仕事に必要なスキルを学生に教えない学校があまりに多いと雇用主はこぼす。基本的なクリティカルシンキング(批判的思考力)すら身についていない場合があるという。」

アメリカの企業は、職種別採用をやっており、新卒一括採用というようなシステムではない。
ポテンシャルを信じて採用する、という日本の年功序列、終身雇用のシステムではないのだ。
だから、雇用に際して要件が明示される。
それができる、というのを表すのが大学で授与される学位。
もちろん、それだけではなく、インターンの実績や個別のインタビュー(面接)で問われる。
そのアメリカで、大学の学位が、役に立たなくなり始めているということだ。
世の中の技術の進歩が早すぎて追いつかないとか、いろいろ理由はあるのだろう。

日本では、もともと文系の職種は、大卒に専門性を求めてはいない。
なぜかというと、文系は求人が「全学部・全学科」になっているからだ。
法学部を出た人がほしいとか、経済学を学んだ人がほしいとか、そんなことは求人段階では一切ない。(選考段階では有利不利はあるかもしれないが)
これはすなわち、企業が大学教育に期待していないということだ。
そういう意味では、文系学部は不要だ、という乱暴な意見にも一理はある。
だからこそ、ユニクロは1回生から内定を出す。
どこの大学に入ったかという情報以外は要らないということだ。

しかし、アメリカの大学は入りやすいが出にくいと言われているのに、「基本的なクリティカルシンキング(批判的思考力)すら身についていない」などということがあるのだろうか。
1週間に何冊も本を読まないと通らない、という話があるくらい、厳しい大学生活だと聞いているが…。
大学の数が増えて、玉石混交になっているのかもしれない。

だから、企業の中にはそれらを入ってから教育する、というところが出てきたとのこと。
図書館を作ったり、授業をやったりしているらしい。
アメリカのように、日本よりも大学教員の流動性が高いところでも、こんな状態だ。

日本では、年寄りが教授、准教授を占めて、若い人たちが非常勤や非正規になっている。
だから、論文も減っている。
これは深刻な状況だ。
この状態に危機感を持たないといけない。

優秀な若手教員を取り立てて、年寄りは早めに引退すべきだ。

そうしないと、日本自体が沈んでしまうぞ。

| | 考えたこと | 00:47 | comments(0) | trackbacks(0) |