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2018.04.21 Saturday
孤独死
2016年、誰にも看取られずに自宅で死んだ人は、推定で年間8万人もいるらしい。
これらの人たちは孤独死と呼ばれて、解剖台で看取られている。 その7割が男性。 周りの人に迷惑をかけるケースもある。 発見が遅れて、腐乱してしまったりすると、大変だ。 少子高齢化というのは、すなわち少産多死ということだ。 毎年、死ぬ人が多くなったことが、孤独死を生む。 核家族化が進み、なかなか看取りができなくなった。 長生きになったのも、それに拍車をかける。 看取る方も年をとって、大変になってきたのかもしれない。 この調子で高齢化が進んでいくと、10年ほど先には、もっと孤独死が多くなるだろう。 2040年には年間の死者が30万人増え、160万人を超えるという。 文字通り多死社会がやってくる。 2040年、生きていたら83歳。 たぶん、死んでいるだろう。 亡くなる人たちは、死ぬ時に迷惑を周りにかけたくないとは思っている。 それでも、孤独死をしてしまったら、どうしようもない。 そうならないために、これからいろんなモノができるだろう。 毎朝話し相手になるロボットとか、遠隔で看取りができる身につけられるモニターとか…。 その頃には、施設の数も足りなくなるから、そういうテクノロジーは、発達するだろう。 コミュニティーも変わらないといけない。 近親者でなくても、近所の人でもいいから、見回ってくれる人がいればいい。 しかし、田舎の方でみんな年寄りというようなところはどうなるんだろう…。 考えれば考えるほど、暗くなる。 たしか、その頃には年金も苦しくなっているはず。 若い人の社会保障の負担はどうなっているんだろう。 それこそ、消費税を20%とかにしないといけない。 欧州諸国は軒並み20%以上になっている。 社会保障のお金は消費税を上げて、みんなで負担しないと…。 年寄りのワガママが、若い人たちを苦しめないようにしないといけないなあ。 そうは思っているのだが…。 |
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