考えたこと2

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未来の教育
10年ほどの先の将来、イヤホンをつければ、それが外国語を自国語に翻訳してくれる時代が来るという。
グーグルのヴェンチャーキャピタル部門のゼネラルパートナー、トム・ハルムという人の予想だ。

それでも彼は外国語を学ぶべきだという。
彼はこう言っている。

「第2言語を学ぶことの本当の意味は、世界中の人々の思考を理解することになるだろう。これは、同じ惑星を共有する者としての重要な責任なのだ。」

そういえば、亡くなった渡部昇一も同じようなことを言っていた。
英語を学ぶ意味は、必ずしも流暢に話すことではなく、語順の違う言葉を精読し、そういう回路を頭の中に作ること、というようなことだったはず。

ぼくも、翻訳イヤホンが出てくる未来でも、外国語を学ぶことは必要なのだと思う。
もちろん、流暢に話すことは、翻訳機に任せればいい。
言葉が違うと、考える順番が変わったりするし、話し手の意識も変わるということを知るためだ。

必ず主語がある言葉と、主語を略しても成り立つ言葉では、自己主張の度合いが違うだろう。
日本は島国だから、和の文化が発達し、言葉がそうなったのか、それとも逆に言葉がそうだから、和の文化が発達したのか、それはわからない。
でも、何らかの関係はあるだろうと思う。
こんな事を考えるのも、英語を学んだおかげだ。

これからの教育はどうあるべきか、テクノロジーの進歩を見越して考えていかないといけない。

彼は、プログラミングのコーディング(コンピューターを動かす言語を書くこと)すら、ディープラーニングでAIがやるようになるだろう、という。
今からプログラミングの学習をやろうとしている小学生はどうなるのだろうか。
そもそも、それができるかどうかは問題だが…。

これだけテクノロジーの進歩がはやくなってくると、これからの時代を生きる子どもたちに何を教えるかというのは、大きな問題になる。
もちろん、これからの時代は、学校だけでなく生涯学び続けるということは必要としてもだ。

そういうことを考えている教育学者はいるのだろうか。

これからの人たちが持つべき基礎知識とはどういうものだろうか。
人文科学、社会科学、自然科学の分野で、どうあるべきかを考えないといけない。
それらを議論できるのは、古い時代の人ではないだろう。
もっと若い人たちの声を真剣に聞かないと、いけないと思う。

そこからしか、未来の教育は語れないと思う。


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