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2018.03.16 Friday
こうなることはわかっていた
今日の日経に、「長生きと年金 支えきれぬ引退生活、制度設計に遅れ 100年設計図」という記事があった。
そんなことはずーっと前からわかっていただろう、と言いたい。 有効な少子化対策も打てず、働き手の人が減っていく。 若い人たちは社会保障の負担がどんどん増えて、貧しくなる。 子供の貧困も、実際の問題になっている。 若い人が10人以上で一人分の年金を支えていた時期と、3人や4人で支えないといけない時期が、同じ制度でいけるわけがない。 厚労省は年金は100年安全だと大嘘をついた。 あり得ない利率で年金基金が運用できたり、少子化率が高すぎたりして、ようやく問題の先送りができた、という感じだった。 早くもそれが破綻したということだ。 おまけに、高齢者の寿命が伸びたことも大きい。 どう生きるか、どう死ぬか、という議論もなく、長生きはいいことだという医療をしている。 個別の事情はあるだろうが、いい加減「尊厳死」についてみんなも考えるべきだと思う。 法律で決めるようなことではないにしても、一人ひとりが考えないといけない。 これから、年金支給年齢の引き上げや、定年廃止、高齢者の就労など、しんどい話が続くだろう。 実際、働き手は減るのだから、それについてはラッキーだと思う。 早く制度設計して、若い人の負担を下げないといけない。 ここまで放置した政治家や厚労省の罪は重いと思う。 与党も野党も、高齢者の票がほしくて、その問題に触らない。 政治家が触らないから、役所も公然と嘘をつく。 この悪循環を止めないといけない。 団塊の世代以降の人たちにとっては、辛い決断になるだろう。 でも、それをやらないと、この国は持たないと思う。 ようやく、その道筋が見えてきた。 ちょっと遅かったが…。 |
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