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2018.03.22 Thursday
卒業式2
3年前に長男の卒業式に出た。
今日は次男の卒業式。 1万人の第九で行った、大阪城ホール。 さすがに、1万人の第九よりは空いていた。 シンプルでいい式だった。 余計な挨拶もなく、学位記授与と総長の式辞だけ。 あとはグリーとオーケストラの演奏。曲は「威風堂々」だった。 ハレの日にふさわしい曲だ。 ホールの前にはたくさんのクラブ、サークルのメンバーがいて、卒業生を送別していた。 人生で一番いい時とのお別れだ。 送る方も、送られる方もそれはわかっている。 笑顔の中にも、別れの寂しさがある。 この日を境に、もう一生会わないだろう人もいる。 今日会ったからといって、何が変わるわけでもない。 それでも、みんなが人生の糸を同じ場所に集わせるのが、卒業式。 ここから、旅立っていく。 どんな志があるんだろうか。 あの若い人たちは、これからどんな人生を歩むんだろうか。 そんな事を考えながら、式を見ていた。 前も書いたが、ぼくは入学式も卒業式も出なかった。 そんな学生はあの時代、けっこういたと思う。 既存の権威にそまるのが嫌だったのだ。 学生運動の末期だった。 どんな卒業式だったんだろう、と今さらながら思う。 でも、それもまた人生。 人生は選択の連続の結果。 今日の祝辞の中でも言っていた。 自分が選んだ道は、結果的に必然であり、最善なのだ。 そう思えるように、生きていこう、というメッセージだったと思う。 これで子ども2人とも社会人になる。 めでたい日だった。 |
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