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2018.03.03 Saturday
ギターの練習
ぼくは飽き性だ。
熱中しても、続かないことが多い。 ある程度わかったと思ったら、それを極めようと思うのをやめるというのが自己分析結果。 要は「いいかげん」なところで満足するということだ。 この「いいかげん」という言葉はピッタリだ。 「あいつはいいかげんなやつ」というように、あまりいい意味では使われない。 「いいかげんにやめておこう」というのは、深入りするとよくない、というニュアンスがある。 「ちょうどいい頃合い」という意味に使われることもあるが、少ないと思う。 ぼく自身もいい意味で「いいかげん」と言ってはいない。 ぼくが一番長く続けているのは、ギターだ。14歳からだから、45年以上続けている。 弾きたい曲はたくさんあった。 ギターを始めて数年目のまでは、必死になって練習した。 最初は頑張らないと後が続かないのだろう。 こないだ書いたが、サイモンとガーファンクルの「スカボロー・フェア」や「4月になれば彼女は」などは、楽譜を見て必死になって練習した。 毎月新婦ジャーナルやヤングギター、ガッツというような雑誌を買って、載っている楽譜を練習した。 中学生、高校生の頃はホントによく弾いた。 しかし数年たつと、楽譜そのままでなくても、ある程度似たような感じで弾ければ満足するようになった。 これが悪いクセだ。 エレキギターになっても、同じこと。 速く弾きたいと思うのだが、地道な練習ができない。 適当なところで諦めてしまう。 結局自分が出来ることを大幅に超えることができない。 ジャズギターの教室にも10年以上通っているが、最初の頃は頑張った。 しかし、続かない…。 先生に悪いとは思うのだが、最近はレッスンの時間がギターを弾く時間になってきた。 結局は、「いいかげん」なのだ。 始めた頃の熱意はどこに行ったのか。 でもまあ、いいかげんだからこそ、これだけ長い間付き合えたとも言える、と今は思う。 ずーっと必死で取り組んでいたら、こんなに長くは続かない。 ギターを弾いていた友人が、弾かなくなるのを見たらもったいないと思ったが、それは練習熱心だったからかもしれない。 いいかげんなところで満足して弾き続けるか、思った通りに弾けないから諦めるかの違いだろう。 友人に、絶対楽譜通りに弾く、というタイプがいた。 レパートリーは少ないが、弾きばえのするする曲を完成させていた。 彼も弾き続けているのだろうか。 ちょっと聞いてみたい気がする。 下手の横好きという言葉があるが、それもまた長続きの秘訣ではないかと思う。 それでも、今回の課題曲は、弾けるようになりたい、と思って練習している。 弾けたらかっこいいのだが…。 |
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