考えたこと2

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自己チュー
今日話をしていたら、最近の中学生は自己チューという言葉をさほど悪く取っていない、ということらしい。

以前は、自己チューというと、自己中心主義のことで、ワガママが激しい人のことを言った。
いや、ちょっとナルシストも入っていたかもしれない。
まあ、実際自己チューというジャンルの人が増えてきた世相もあるんだろう。

話の内容は、もらい物のお菓子が一つあって、それがじいちゃんの好物なのでラップにくるんで置いておいたら、そこに孫娘が来て、「これは何?」と聞くから、「それはじいちゃんの好物やから、とってあるねん」と言った。
しばらくするとチンという音が聞こえて、孫娘がそれを持っている。
「え、それはじいちゃんの好物や言うたやろ」と言うと、「ええやんか、一つくらい」と言って孫娘が一口食べた。
孫娘は美味しくなかったらしく、ひとくち食べてまたラップにくるんで置いておいたという話。
「もう、あんたは自己チューやな」と言うと、中学生の孫娘が「自己チューの何が悪い」という。

以前は自己チューと言われると、それを否定したものだが、最近は何が悪い、と開きなおるらしい。
「仲間はみんなそうだ」、ということらしい。

そういえば、先生も自己チューだ。
その孫娘が、勉強でわからないことがあって、職員室に聞きに行ったら、「それは塾で聞け」と言われたという話を思い出した。
先生は自分の仕事を何だと思っているんだろうか。

以前書いたが、オリンピックなどでメダルを取った選手に「勇気をもらってありがとう」と言いたい、というのも定着した感がある。
自分の立場からコメントするのだ。
これこそ自己チューだと思う。
まず、スゴイ、がんばった、おめでとう、というのが言うべき言葉だろう。
そんなことを指摘する人もいない。
みんなそれでいいと思っている。
違和感も感じない。

世の中、自己チュー時代だ。

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