考えたこと2

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景気
アメリカの景気がいい。

IMFの見通しでも10月の発表でGDP成長率が0.1ポイント増えた。
2010年に9.9%だった失業率が2015年には5.5%まで良くなった。
シェールガス、シェールオイルなどの新たなエネルギー源が追い風になっている。
そして、インターネットの活用によって産業が活性化してきた。
新たな仕組みがどんどんできている。
お金を集めるKickstarterや、タクシーの代わりになるUberなど、アメリカは新しいビジネスの宝庫だ。
そういうところが、景気の良さにつながっているんだろう。

一方で、中国は景気が減速しているらしい。
中国はまだまだ個人消費が弱く、設備投資でGDPを稼いでいる。
政府がインフラ整備などでお金を落とさないと、GDPが上がらない。
ぼちぼち苦しくなってきたということか。

そして日本。雇用形態が変わって、人件費の総額はここ数年増えていない。
正社員の給料は増えているようだが、非正規率が上がり、人件費の総額は増えない。
要は日本人の平均で見ると、給料は増えず、貧しくなったということだ。
二極化が起こっていると言ってもいいと思う。

アベノミクスで株価が上がって、本当に喜ぶ日本人はそんなにいない。
やっぱり給料が増えないと、景気はよくならないんだろう。

企業が貯めこんだ利益は増えている。
内部留保というやつだ。
それがあるから、政府は景気をよくするために、最低賃金を上げようとしている。
でも、それを上げたら、失業が増えるだろう。
人件費を増やすつもりはないからだ。

今のアメリカの景気の良さは本物だろう。
本当に新しいビジネスが生まれている。
こういうのがホントに景気をよくするのだと思う。

日本でも規制を緩和するとか、雇用を流動化するとかして、新しい産業への敷居を下げることが必要だと思う。

いつになったら、アベノミクスの第三の矢は放たれるんだろうか。



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