考えたこと2

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高齢者の仕事
これは簡単なようで難しい問題。

まずは食うために仕事をするというのは当然。
当然過ぎてこれは普通は答えにならない。

仕事をすることで自己実現するというのは、流行の考え。
しかし、長く続いた不景気でそんな高尚なことは言っていられない。
やっぱり、働かないと食えないのだ。
これが高齢者の課題。

年金はどうなるかわからない。
どう考えても、ぼくらの世代が取りすぎたら、若い人が大変だと思う。
そうなると、年金が減ってもいいように働いておくというのは自衛の策。
というか、そうでなければイケナイような気がする。

となると、自分は何がしたいのか、何ができるのかなど、考えていられない。
やれることをやるしかない、というのが高齢者の仕事。
時代は変わっていくから、そのうちロボットスーツを身につけて、力仕事もできるかもしれない。
しかしあと数年はかかるだろう。

企業も自分もいつまで体力が続くか、わからない。
60歳を過ぎて、65歳まで雇うところは増えてはいるが、賃金は下がる。
さらに、グローバル化の進展で、いつまでもそういう状態は続かないような気もする。
資本主義や自由競争は弱肉強食だ。
今や工場のラインに賢いロボットを置いて、組み立てができる時代。

一億総活躍社会などと言っているが、だれも好き好んで介護などされたくない。
できれば、元気で働いていて、「あっ」という間に死ぬというのが理想だ。
そうあるためには、どうしたらいいのか。

その答えがあるのなら、みんなやっているだろう。
人生というのは、自分の自由になるようでいて、生まれる時と死ぬときは選ぶことができない。
これが問題だ。

いつ死ぬか、わかったら便利なことがたくさんある。
例えば、85歳で死ぬということになったら、そういう計画でお金を貯めて、計画的に使うことができる。

でも、そういう計画は立たない。
自分の意志で死ぬことを決めないかぎり、予定のない戦いをしないといけない。
若いころ高度成長で恵まれた分だけ、年をとってそのツケを払わないといけなくなっている。

結局はそういう役回りなのだ。


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