考えたこと2

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ハリー・ポッター
ロンドンのキングス・クロスという駅には、ハリー・ポッターのグッズを扱う売店がある。
ぼくらが行った時も、たくさんの人で賑わっていた。

売店のすぐ隣には、ハリー・ポッターでホグワーズの魔法学校に行く時に乗る電車のホーム、9と3/4番線の看板が出ていて、子どももオトナも混じって、順番に写真を撮ってもらっていた。
さすがハリー・ポッターだ。

そこから電車に乗って、ワーナー・ブラザーズ・スタジオのハリー・ポッターツアーに行くのが、今回の旅行の目的の一つだった。
結構混んでいて、予約をインターネットで取っても、夕方の18時半~というツアーがやっと取れたという状態。
次男はもろにハリー・ポッター世代で、1巻から7巻まで全部読んで、映画も見ていたから、よかったんだろう。
ぼくも映画はテレビでやったのも入れて4つほど見た。
最後の方は見ていないのだが…。

駅で電車の時刻表を確認せずに乗ったので、鈍行に乗ってしまって、ギリギリに着くという状態だったが、タクシーを飛ばしてスタジオに行き、ようやく間に合った。
とにかく、駅には人がいないし、アナウンスもない。
自己責任の国だ。
自分でちゃんと見て、ちゃんと乗らないと、エライことになる。
日本ではこんなことは出来ないだろうなあ、とサッチャーの偉大さを思った。

ツアーの客はみんな一部屋に集められて、まずは説明。
何かよくわからないが、お兄ちゃんがYeah!と言って、みんなもYeah!という、というノリで話があった。
次の部屋でもツアーの説明のスライドを見て、そこからツアー。
ツアーといっても、ハリー・ポッターの映画に使ったセットとか、小道具、大道具などが展示しているのをずっと順路に沿って歩く、というもの。
写真はいくらとってもいい、というもので、みんな撮りまくっていた。
5ポンドほど出して、説明を聞く機械を借りていたので、ちゃんと番号のところで番号を押すとその部分の話が聞けた。
なかなか良く出来ている。

魔法学校の毒薬の部屋や、食堂、談話室など、映画で見た覚えのある部屋のセットが並んでいる。
魔法グッズを売っている商店街もあった。
ほうきも、ふくろうも、気味の悪い小人もいた。
ラジコンで動くようにしていた。けっこうアナログだった。
何でも1作目あたりの時にはCGがあまり進んでなかったので、魔法学校の大きなセットを作り、それを最後まで使って撮影したようなことを言っていた。
実際に大きなお城のセットが置いてあった。
さすがイギリスの職人だと思う。
図面なども置いてあり、なかなか興味ふかい展示だった。

ツアーの終わりは外に出て、バタービアーを飲んで帰った。

日本のUSJでもフロリダでもやっているようだが、本家のイギリスで見たというのが値打ち。

2001年に最初の映画ができて、2011年に完結。
8本の映画が制作された。

10年間にわたって、子供だけでなく大人も魅了した作品だ。

ぼくはハリー・ポッターの1作目から3作目まで、原書で読んだ。
後にも先にも英語で読んだ本はこの3冊だけ。
面白かったからだ。
わからない単語は飛ばしたので、だいぶ意味は抜けているだろうが、それでもページをめくるのが待ち遠しくなった本だった。

4巻目の途中で挫折してしまったが、それでもあの3巻を読めたのはうれしかった。

そんなハリー・ポッターのふるさとを見ることができて、よかったと思う。

| | 考えたこと | 23:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
ロンドンの博物館
イギリスのエライところは、博物館の類は入場無料であること。
寄付は募っているが、任意でよい。

サウスケンジントンには博物館がたくさんある。
自然史博物館に行きたかったのだが、たくさん並んでいて、いっぱいだった。
だから、向かいの科学史博物館に行った。

ここには蒸気機関がたくさん展示してある。
イギリスが世界の最高の技術を持っていた1700年代〜1800年代だ。
大きな汽船のエンジンも展示してあった。
あの頃のイギリスは世界一の技術国だったんだろう。

アポロ宇宙船も展示してあった。
アメリカから持ってきたんだろうなあ。
世界最大のタイヤも展示されていた。
ぼくの背丈の倍ぐらいある。
そこで次男に記念写真を撮ってもらった。
今はやりのドローン(ラジコンヘリコプターみたいなやつ)も展示されていた。

しかし、何といっても感激したのは、T型フォードが見られたこと。
世界最初の量産車として有名だ。
意外と小さかった。
どういうわけか、多摩ナンバーの日野コンテッサも置いてある。
日野がルノーと提携していたころのクルマだろう。

そして、有名な大英博物館にも行った。
エジプトやメソポタミアのものがたくさん展示されている。
象形文字が書かれた石や、洞窟から剥がしてきた石もあった。
無料で見せている訳は、ほとんどのものはイギリス以外から持ってきたものだからだろうと思う。
日本の鎧兜や浮世絵、はにわもあった。
ぼくらが小学校のころ、ミイラだとかツタンカーメン王だとかの展示があった。
たしか少年マガジンで見た覚えがある。

イギリスが世界の富を集めたころ、7つの海を支配していたころに、これらの博物館のものを集めたのだろう。
イギリスはスゴイ国だ。

そんな時もあった。

日本も1980年代にジャパン・アズ・ナンバーワンと言われた時期があった、と言われるようになるんだろうか。
その時代を過ごせたぼくらは幸せだったんだろうか…。

イギリスの博物館を見て、そんなことを思った。


| | 考えたこと | 00:42 | comments(0) | trackbacks(0) |