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2014.09.14 Sunday
テスラ モデルS
アメリカにテスラという会社があって、そこが電気自動車を作ってる。
なんでも、アメリカの金持ちのヤッピーたちが、続々とポルシェやフェラーリから乗り換えているという噂だ。 それが日本に輸入されることになった。 試乗記を読んだが、かっこいいスポーツセダンで値段は800万以上する。 このクルマはモデルSというのだが、ボンネットを開けても何もない。 エンジンの場所にそれに相当するものがないのだ。 モーターは後ろの車輪の場所についている。 もちろん、2輪とも別々になっている。 ガソリンエンジンの部品は一般的に1万点〜3万点とのこと。 でも、テスラのモーターは100点しかない。 それでいて、航続距離が500キロ、最高速度が200キロという性能。 電池は座席の下の部分にあって、それとモーターを2個つければいい、ということらしい。 もちろん、インターネットに常時接続で、グーグルマップでナビゲーションもできる。 そのうち、自動運転もできるようになるだろう。 量産の壁になっているのは、電池の値段らしい。 それも、そのうち大量生産と技術革新で下がるかもしれない。 パナソニックなどは、そこに参入しようとしている。 こうなると、自動車産業の参入障壁が一気に下がるかもしれない。 エンジンを作るのは経験とノウハウが必要だが、モーターと電池ならそんなものは簡単になる。 ボディはお金があれば型を作ってプレスで作れる。 操舵の機構もエンジンの複雑さに比べたらマシだろう。 新しい会社が自動車メーカーになるかもしれないなあ。 電機メーカーと機械メーカーの提携もあるかもしれない。 東芝と新日鉄が提携して、自動車を作るというようなこともあり得る。 ちょうど複雑精緻なアナログウォークマンがiPodに取って代わられたように、自動車も変わるかもしれない。 そのへんの危機感もあって、BMWが電気自動車を出したし、来年トヨタが燃料電池車を出すのだろう。 でも、いずれエンジンを始めとする内燃機関は、モーターに取って代わられる日が来そうな気がする。 ガソリンがなくなるからだ。 作るのが簡単になれば、いろんなところが作るようになる。 当たり前のことだが、自動車は日本の基幹産業だから、これは恐い。 ぜひともこの波に負けず、生き残ってほしいと願う。 |
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