考えたこと2

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テスラ モデルS
アメリカにテスラという会社があって、そこが電気自動車を作ってる。
なんでも、アメリカの金持ちのヤッピーたちが、続々とポルシェやフェラーリから乗り換えているという噂だ。

それが日本に輸入されることになった。
試乗記を読んだが、かっこいいスポーツセダンで値段は800万以上する。

このクルマはモデルSというのだが、ボンネットを開けても何もない。
エンジンの場所にそれに相当するものがないのだ。
モーターは後ろの車輪の場所についている。
もちろん、2輪とも別々になっている。

ガソリンエンジンの部品は一般的に1万点〜3万点とのこと。
でも、テスラのモーターは100点しかない。
それでいて、航続距離が500キロ、最高速度が200キロという性能。
電池は座席の下の部分にあって、それとモーターを2個つければいい、ということらしい。

もちろん、インターネットに常時接続で、グーグルマップでナビゲーションもできる。
そのうち、自動運転もできるようになるだろう。

量産の壁になっているのは、電池の値段らしい。
それも、そのうち大量生産と技術革新で下がるかもしれない。
パナソニックなどは、そこに参入しようとしている。

こうなると、自動車産業の参入障壁が一気に下がるかもしれない。

エンジンを作るのは経験とノウハウが必要だが、モーターと電池ならそんなものは簡単になる。
ボディはお金があれば型を作ってプレスで作れる。
操舵の機構もエンジンの複雑さに比べたらマシだろう。

新しい会社が自動車メーカーになるかもしれないなあ。
電機メーカーと機械メーカーの提携もあるかもしれない。
東芝と新日鉄が提携して、自動車を作るというようなこともあり得る。

ちょうど複雑精緻なアナログウォークマンがiPodに取って代わられたように、自動車も変わるかもしれない。
そのへんの危機感もあって、BMWが電気自動車を出したし、来年トヨタが燃料電池車を出すのだろう。

でも、いずれエンジンを始めとする内燃機関は、モーターに取って代わられる日が来そうな気がする。
ガソリンがなくなるからだ。

作るのが簡単になれば、いろんなところが作るようになる。
当たり前のことだが、自動車は日本の基幹産業だから、これは恐い。

ぜひともこの波に負けず、生き残ってほしいと願う。

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