考えたこと2

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心のケア
少し前になるが、佐世保の高校生の殺人事件の話。

長崎県の教育委員会は、平成16年にも同様の事件があり、重点的に教育に力を入れてきたらしい。
教委のコメントとしては、「命を大切にする心」を育む教育に取り組んできたのに…、ということだ。
そして、今回の事件を踏まえ、「これまでの取り組みが十分ではなかった」などと述べて、改めて再発防止策を検討していく考えを述べたらしい。

その上で、お決まりの「心のケア」への対応である。

誤解をおそれずに言えば、ぼくはこのような「心のケア」を専門にする人が増えて、安易にその人たちに相談を任せてしまうような風潮が、事件の再発を生むのではないかと思う。

心のケアをする人たちは、外部の人たちだ。
それを専門にしている。
要は学校の外にいて、客観的に見ている。
それはそれでやったらいいが、あくまでも「ついで」の話である。
学校の内部でそれをやらないといけないのではないかと思う。

でも、学校では生徒たちの心のケアは専門家に任せ、「命や心の教育の指導方法について話し合う」らしい。

はたして、「命や心の教育」などできるものなのだろうか。
人類はいままで、そんなことを教えられてきただろうか。
それは個別のケースでやるしかないと思う。
一般化などできない。
だから、その事件を経験した当事者たちでないとできないのだと思う。

そして、本当の意味で「命や心の教育」をするためには、生徒一人ひとりが教養をつけるしかないと思う。

命は大切だ、ということは、小学生ならわかっていると思う。

何かあればマスコミも含め、命は大切だ、と言っているのだから。

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