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2013.10.20 Sunday
時間は速いのか
光陰は矢のごとしという言い回しは英語にもある。
「光」は日、「陰」は月の意味。月日の経つのは矢のように早い、というような意味がもともとの意味かと思う。 英語ではシンプルにTime flies.という。 時間は飛ぶ、という意味だ。 洋の東西を問わず、走るよりも飛ぶ方が速いのだ。 しかし、人間にとって時間はお世辞にも矢のごとく速くない。 地球が生まれたのは40億年以上前。 その地球に生物が生まれたのは30数億年前。 そして、いろんな種が絶滅と繁栄を繰り返し、現在の人類が生まれたのは数十万年前と言われている。 地球がある銀河系が生まれたのが129億年前と言われている。 その銀河系がある宇宙がビッグバンで生まれたのは、137億年前ということだ。 その前には時間がないから、わからないということだろう。 宇宙が生まれてからの時間が139億年、一方人類が生まれてからの時間は数十万年。 1万倍の違いがある。 一人の人間の寿命を80年とすると、これは宇宙が生まれてからの時間の1000000000分の1。 想像を絶する時間だ。 人類初の宇宙飛行士、ガガーリンは地球は青かったと言ったが、青く見える地球は今の地球。 その昔は赤かったり、白かったりしたらしい。 宇宙の時間で考えると、一人の人間の過ごせる時間は塵のようなもの。 宇宙はどのように生まれたのかとか、宇宙の終わりはどうなるのかとかいうことを考えると、あまりにも月日が経つのは遅い。 おそらく、人類にはそれを確認することはできないだろうと思う。 それでも、そういうことが知りたい、という気持ちがあるのは不思議だ。 |
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