![]() |
2013.10.06 Sunday
ポルシェ911
ポルシェ911の新工場建設、というのをナショナルジオグラフィックでやっていた。
ポルシェはドイツのスポーツカーのメーカー。 911はポルシェの中のポルシェという感じのクルマだ。 あの、おなじみのポルシェスタイル。 リアエンジンで大幅に後ろが重いクルマだ。 水平対向6気筒のエンジン。 3.6リッターから3.4リッターにダウンサイジングされたが、馬力を上げて燃費を下げた。 今やセダンやSUVの方がたくさん売れるのだが、911はポルシェの象徴なんだろう。 ボディは軽量化のため、アルミが一部使われ、強度が必要なところは鉄が残っている。 塗装工場を新設して、新しい設備を入れた。 デザイナーは壊すのを恐れるな、と言われた。 伝統的な911のスタイルを崩さないといけないが、崩しすぎるとポルシェファンから文句が出るらしい。 だからといって、伝統を守りすぎると新しいものはできない。 ぱっと見て、911だ、とわかる必要があるが、それでも旧型とは明らかにちがう、という二律背反を乗り越えなければならない。 2011年に発表された新しいポルシェ911には、そんな苦労があった。 一時は経営危機と言われたポルシェだったが、今は回復している。 その象徴が911。 第二次大戦後、連合国は日本とドイツの飛行機技術をおそれて、飛行機産業を禁じたので、当時の航空工学の技術者たちが自動車産業に流れた、というのをどこかで読んだ覚えがある。 だから、日本とドイツは自動車が強くなったのか。 ハイブリッドの技術では日本に先行されたが、ドイツはディーゼルエンジンやダウンサイジングの技術は進んでいる。 まだまだ勝負がつかない。 |
![]() |