考えたこと2

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東京に行く
最近の大学生の話題。

「東京に行く」の過去形は何か。
「東京に行った」が通常の答え。

最近は「江戸に行く」という答えもあるらしい。

なかなか面白い答えだ。
これは答えた方もまじめに答えている。

過去形の意味が分からなかったらしい。
「行く」の過去形が「行った」というのは中学の知識。

別に過去形の意味を知らなくても、生きていける。
しかし、「過去形」の意味を知らない人は、他に何を知らないかわからない。

ぼくが入社7年目くらいの時、課長にかかってきた電話を取り次ごうとしたら、当時の課長に「今おらん言うとけ」と言われ、「今おらん、言うてます」と答えた新人がいた。

こういうのはまだ笑えるのだが…。

しかし、個人情報がわかるから、名刺を作るのはイヤだと言った新人がいるとか、本当なのかと疑うような話もある。

説明会に出たら質問をするように、と言われた学生が、一部上場企業の説明会に行って質問をしたらしい。
「御社は一部上場ということですが、なぜ全部上場しないんですか?」

知らなければ、そう思うのだろう。

世の中、どうなっていくのだろうか。


| | 考えたこと | 19:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
軋轢
軋轢は「あつれき」と読む。

あまり使わない漢字。
読めるけど、書けないという類いのもの。

意味はWeblioによると「〔車輪のきしる意から〕仲が悪くなること。不和。葛藤。」と書いてある。

要は、人間関係が不和になることだ。

アメリカのドラマを見ていると、よく警察内部の犯罪が出てくる。
内部調査というような部署もおなじみだ。
警察内部の腐敗というのも、テーマになる。
警察の内部にまでマフィアが入り込んでいる、というような話も多い。

日本ではそういうのは少ない。
内部調査というのもあまりない。
警察のメンバーはみんな正義、という暗黙の了解があるからか。
それ以上に、日本ではいったん不和になったら、戻らないという意識があるのだと思う。

アメリカでは、組織の不和は解消できると思っているのだろう。
もともと、個人単位で仕事をしていて、組織といっても日本ほどタイトなものではない。

だから、少々の軋轢は解消できる。
警察で内部調査が入り、仲間同士なのに疑われたり、疑ったりしても、真実が判明すれば元の関係に戻る。(必ずしも現実はそうでないかもしれないが…)

日本では、こういうことがあると骨肉の争いになる。
あの時、あいつらは俺らを疑った、と根に持つ。
複数になるのが特徴だ。

そうやって、なかなか恨みが消えない。

このあたりも、西洋と東洋の違いだろうなあ。

こういう違いはなかなか理解し合えないだろう。

文化の違いだ。


| | 考えたこと | 00:49 | comments(0) | trackbacks(0) |