考えたこと2

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ロムニー候補
オバマ大統領に惜敗した共和党のロムニー候補。

人種別の得票率では、ロムニー候補の得票の88%が白人票だったらしい。

日本版ニューズウィークによると、「ロムニー敗北の最大の原因は、アメリカの現実である黒人やラテン系、アジア系を軽視した政治姿勢にある」ということだ。

一方オバマ候補は「白人が56%、黒人が24%、ラテン系が14%、アジア系は4%。その他の人種は2%だった」とのこと。
結局圧倒的な黒人、ヒスパニックの得票でオバマは勝った、ということだろう。

アメリカという国は、人種のるつぼと言われているが、民族には関係のない国。
アメリカにたいして忠誠を誓えば、国民になれる。
歴史的に、アフリカから連れてこられた黒人が市民権を得て今やたくさんいる。
また、フロリダのあたりは、ヒスパニックの人たち(ラテン系)がたくさんいて、学校でスペイン語を教えるべきか、という議論もあった。
ロスアンジェルスに行ったときも、4ドルのことを「フォルダラ」という人がいて、わけが分からなかったということもある。ただ、今から30年ほど前になるが…。

しかし、アメリカの保守層はWASPという図式が崩れてきたのは事実。
長らく、White, Anglo-Saxon, Protesutantという白人で、アングロサクソン民族で、プロテスタント教徒、というのが大統領だったが、4年前のオバマ以来、崩れてきた。

今回それが加速化したということだろう。

共和党も次期大統領に向けて、戦略の立て直しが必要だ。
フォックスのキャスターは共和党びいきだが、悔しまぎれにこう言っている。

「アメリカはもはや伝統的なアメリカではない。50%のアメリカの有権者は、とにかく物をほしがっている。物がほしいのだ。彼らに物を与えるのは誰か? オバマだ。オバマはそれ分かっていて、乗じたのだ。
 20年前なら、オバマはロムニーのような立派な候補者によって完全に打ち負かされていただろう。白人の権力者層は今や少数派になってしまった。そして有権者の多くが今の経済システムは自分たちにとって不公平で、とにかく物をほしいと感じている。」

どこまでが真実かはわからない。

しかし、全くウソでもないだろう。

どの国も、景気が悪くなったら、内向きになってくる。

仕方のないことだろうが…。
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