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2012.11.04 Sunday
軋轢
軋轢は「あつれき」と読む。
あまり使わない漢字。 読めるけど、書けないという類いのもの。 意味はWeblioによると「〔車輪のきしる意から〕仲が悪くなること。不和。葛藤。」と書いてある。 要は、人間関係が不和になることだ。 アメリカのドラマを見ていると、よく警察内部の犯罪が出てくる。 内部調査というような部署もおなじみだ。 警察内部の腐敗というのも、テーマになる。 警察の内部にまでマフィアが入り込んでいる、というような話も多い。 日本ではそういうのは少ない。 内部調査というのもあまりない。 警察のメンバーはみんな正義、という暗黙の了解があるからか。 それ以上に、日本ではいったん不和になったら、戻らないという意識があるのだと思う。 アメリカでは、組織の不和は解消できると思っているのだろう。 もともと、個人単位で仕事をしていて、組織といっても日本ほどタイトなものではない。 だから、少々の軋轢は解消できる。 警察で内部調査が入り、仲間同士なのに疑われたり、疑ったりしても、真実が判明すれば元の関係に戻る。(必ずしも現実はそうでないかもしれないが…) 日本では、こういうことがあると骨肉の争いになる。 あの時、あいつらは俺らを疑った、と根に持つ。 複数になるのが特徴だ。 そうやって、なかなか恨みが消えない。 このあたりも、西洋と東洋の違いだろうなあ。 こういう違いはなかなか理解し合えないだろう。 文化の違いだ。 |
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