考えたこと2

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人口論
人口が減るのは、少子高齢化のせいだ、という事になっているが、これはオカシイ。

少子化で生まれる数が減り、高齢化で長生きする人が増えたら、帳消しになって、人口は減らない。
結局少子化と、長寿化はするものの、その人たちが寿命を迎え、亡くなる人が増える、ということになるのだろう。
だから、少子高齢化というのはちょっと舌足らずな表現だ。
少子化プラス高齢者人口増、亡くなる人増、という表現が正しい。つまり、少産多死化ということになる。

今の予想によると、1億2000万人ちょっと、というのが日本の人口のピークらしい。
ぼくらは、今人口のピークのところにいるわけだ。
ここからは減る一方になる。
国立社会保障・人口問題研究所『人口問題研究』によると、2100年 総人口4108万7千人、2500年総人口7万6千人、3000年 29人、3300年 0人という予測になる。

あと1300年したら、日本の人口はゼロになる、ということか。
ほんまかいな…、という感じだが。

移民を入れるくらいしか、少子化対策は考えられないのではないか。
それも早いうちに入れないと、日本が移民しても住みたいという魅力ある国ではなくなってしまう。
主に、アジアからの移民になるのか。

しかし、留学生の動向を見ると、日本に来たいという学生が減っているという。
日本に行くくらいなら、アメリカに行くらしい。
それももっともな話で、日本でも目端の利いた高校生は東大よりもハーバードやMITという時代だから、仕方がない。

5月24日のWSJ(ウォールストリートジャーナル)の社説に、「日本では、経済成長が文字通り「財政支出か、もしくは破たんか」の問題になったようだ。そして政府はこの両方が現実になり得ることに気づき始めている。政府の資金は結局どこからか調達しなければならないからだ。つまり納税者だ。政府は何十兆円もの資金をこの20年で公共事業に投じてきた。このため公的債務はGDP比200%以上に達している。」と書かれている。

日本のGDPは500兆円。
つまり、日本の借金はGDP比200%だから、総計で1000兆円もある。
難しい事はよくわからないが、これがいい状態とは言えないのは間違いないだろう。
毎年、40兆円くらいしか入らないのに、借金を増やしてきて、毎年40兆円以上の借金をしている。

人口論では、人口は等比級数的に増えるが、食物は等差級数的にしか増えないから、どこかでピークになる、ということだ。

しかし、現代では食べ物だけでなく、借金も増えすぎて、食えなくなり、人が減るのかもしれない。


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